2019年7月18日に起きた、京都アニメーション放火事件。
いつものように「不幸な事件だけど、他人事」として振舞えそうにないので、今の感情を、言葉にしました。感情を言葉にのせるため「詩」のような表現方法をとっています。
どんな内容でも、冷静でいられる方のみご覧ください。
今の感情、京アニ放火事件
京の地で、絵に命を吹き込んだ者達
生まれた命、生み出された命、燃やされ
萌え出た技、黒煙がさらう
理性失い、目覚めた暗鬼
たやすく奪う、紙屑のごとく
愛ゆえの怒り、行き場なく
理性保つ者に、飛び火する
殺し方に注文付けても
止まった体、動かす術なく
死んだあなたの、代わりなどなく
憂鬱と付き合う日常に
与えてくれた一時の笑顔
眠気と見守った、少女たちの青春
見た者は語らう、共有の青春
つくってくれて、ありがとう
爆発した怒りと悲しみ
また愛に戻せる日が、来たらんことを
憎しみを憎しみで返さない
『CLANNAD』のED「だんご大家族」をリピートし、心を落ち着けて書きました。
日常系好きの私としては、京アニの作品は特別。笑いと癒し、生き生きとしたキャラクター、丁寧な絵、一日の終わりに丁度良い温かさを与えてくれる、特別なアニメ制作会社でした。
事件の詳細はまだ明かされていないようですが、今回の事件で犯人に抱いた「負の感情」を、アニメファンが「攻撃」という形でぶつけているのを見ると悲しいです。感情のおもむくまま言葉で攻撃する、直接関係無い人も危険だと言い出す。獣のような理性無き行動は、同じアニメファンとしてやめて欲しいです。
「市民権を得た(と思っている)アニオタ」がどう振舞うか。募金など金銭的な援助以外にも「京アニへの愛」を伝える方法はあるはずです。一京アニ好きとして、感情のベクトルを誤らないよう願います。
火災で亡くなられた皆様の魂が、僅かでも慰められるよう、お祈りいたします。
ありがとうございました。
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