ジャズギター入門者におすすめの本

ジャズのフレーズ作りは「レコード、CDを参考にする」というのがスタンダードなやり方でした。しかし、過去の英知が集積された現在において、本から得られる知識もバカにできません。何より効率が良く、上達のスピードが速い。

ジャズ入門者におすすめしたい、フレーズ作りの参考になる本を選びました。

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ジャズ入門者におすすめの本

加度克紘『ドレミで覚えるジャズ・アドリブの法則』

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楽器不問。4つの素材を組み合わせて、アドリブ・フレーズを作ろう

ジャズのアドリブに挑戦してみたいが、どこから手をつけたらよいかわからない、長いフレーズが作れない、フレーズがマンネリ化している……そんな悩める演奏家のための1冊がこちら。本書では“4つの素材の組み合わせ”という単純明快なアドリブ・フレーズの作り方を提示します。その4つの素材とはスケール、アルペジオ、半音階、リズム。それらの使い方とつなぎ方を知れば、誰でも簡単にフレーズを作っていくことができます。もちろん、カッコよく聴かせる応用例も多数紹介しているので、本書を通して学んでいくことにより本格的なフレーズを作り上げることができます。さらに五線譜には音階名をカナ表記。五線が苦手な人には演奏のガイドに、経験者には手クセ脱却のヒントになるでしょう。
(CD付) ドレミで覚えるジャズ・アドリブの法則 : 加度 克紘 : 本 : Amazon.co.jp

2015年発売。私は持ってないです。購入しました。「スケールで上下、半音階で上下する際は、表(1、3拍目など)に重要な音(ダイアトニック内の音)がくるよう、弾き始めを調整する」のように、フレーズの考え方、組み立て方などを、理屈として知りたい方にはピッタリの本です。

これらのヒントを基に、成長に合わせて応用できるので、1冊目としてもおすすめ。「何故そのフレーズなのか理解して弾きたい」という方は、あれこれ考えすぎてスタートが遅くなりがち。

特にジャズのアドリブは、作曲と同じく「とにかく数をこなす。弾いてみる。作ってみる。」ことが上達への近道。完璧な1フレーズより、まあまあの30フレーズ。特にフレーズの音数を減らしたい場合、パンパンで満足(後悔)した経験がないと、なかなか減らせないもの。この本でフレーズ作りのヒントを得て、とにかくアドリブを弾いてみてください。まさに入門者におすすめの本でした。

菅野義孝『入門・目からウロコのジャズ・ギター』

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大人気のジャズ・ギター教則本『目からウロコのジャズ・ギター』シリーズ最新刊は、待望の入門編! 既刊の2冊の内容がちょっと難しいと感じている人や、これからジャズ・ギターを始めようと思っている初心者の人、ジャズ・ギターに挑戦したけど挫折した人、そんな人たちでも本書を使ってじっくり取り組めば、独学でアドリブが弾けるようになります。
また、ディミニッシュや裏コード、代理コードなどについても詳しく分かりやすく解説してあるので、中級以上の人や他の楽器をプレイする人にも活用して頂けると思います。
もちろん著者・菅野義孝氏の実演によるDVD付きなので、目で、耳で確認しながら学べる充実の内容となっています。
入門・目からウロコのジャズ・ギター(DVD付) (jazz guitar book Presents) : 菅野 義孝 : 本 : アマゾン

入門編。日本語でジャズ・ギターを学べる教則本は少ないので、貴重です。

Joe Passの教本全般

Joe Passはプレイスタイルの好き嫌いにかかわらず、とりあえず一度はジャズギター入門者がお世話になる先生。私もお世話になりました。そこから、自分の好みに分かれていきます。

ギタリストはチャーリー・パーカーをコピーするよりも、ジョー・パスに習うのが近道かもしれません。ジョーパス自身が「Charlie Parkerを参考にした」と見た記憶が。

ジョーパスに習う理由として、「ギターでしかできないプレイスタイルが盛り込まれている」「基礎に重きを置いたプレイ」が多いということ。彼のCDでも、前半は基本に忠実なプレイ、後半はジョーパスらしいプレイと、まるで誰かに教えるかのように、レベル分けされたプレイが多い印象。

何より、多数の教則本が出版されていて参考にしやすい。英語圏のヤングジャズギタリストは、皆ジョーパスに習ったのではないかと思うくらい人気(教則本が)。とりあえず「なんか良さそうだな」と思う一冊を、一度開いてみてください。

「DVD付」は、ニュアンスの確認やモチベーションアップの意味でもおすすめです。

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ただし!ジョー・パスが何をしようとしているのか、きちんと理解するのは不可能。考えすぎるのも時間の無駄。気張らずに、今吸収できる技術を。

Charlie Parker『Charlie Parker Omnibook: For C Instruments.』

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チャーリーパーカーのエキスが詰まった一冊。オタマジャクシが手書きなので、少し見にくいところはあります。(私も含め)入門者がいきなりコピーするのは難しいかもしれないですが、「いつかは使う」という意味で、持っていて損はない一冊。

『Charlie Parker Collection for Jazz Guitar』

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本書はチャーリー・パーカーの有名楽曲のテーマ/アドリブをギターで演奏することができる曲集です。

ビバップ(=モダン・ジャズ)を生み出したチャーリー・パーカーの音楽に触れることは、ジャズを学ぶ全ての者にとって最上のエクササイズとなります。
本書の楽譜には五線譜/TAB譜と共に、フィンガリングとピッキングの記号も表記していますので、ジャズにあまりなじみのないギタリストでもジャズ特有の運指やピッキングにとまどうことなく、
安心して楽曲にチャレンジすることができるでしょう。

付属CDには全曲の参考演奏が収録されておりますので、細かなパッセージも聴いて、確認しながら演奏することが可能です。
【TAB譜付ギタースコア】 Charlie Parker Collection for Jazz Guitar 【参考演奏&マイナスワンCD付き】 : 本 : アマゾン

2015年に発売された本。ギター用にタブ譜で書かれた本は珍しい。

濱瀬元彦『チャーリー・パーカーの技法』

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パーカーの膨大な数のアドリブを徹底採譜し、20年の考察を経て析出されたその技法。パーカーが残した言葉“Relative Major”“flatted fifths”とは何だったのか。コードの連なりを縦横に駆け巡る圧倒的な即興演奏を繰り広げたパーカーの音楽を分節化し、革新性を理論的に解き明かす。モダン・ジャズの核心を衝く音楽言語の構造分析。
チャーリー・パーカーの技法――インプロヴィゼーションの構造分析 : 濱瀬 元彦 : 本 : Amazon.co.jp

2013年発売。完全に入門者向けではなさそうですが、Amazonで高評価だったので、正直気になります。レビューを見ると「ここまで丁寧に研究された本は他にない」というニュアンスのことが書かれているので・・やはり気になります。

道下和彦『ギター無窮動トレーニング』

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無窮動(むきゅうどう)とは、パガニーニの「無窮動 op.11」など、クラシックで常動曲とも呼ばれる、コード進行にそった音符で埋めつくされた休符のないフレーズ・エクササイズ。本書はその無窮動をジャズに応用したものが基本ですが、効果はジャンルを問いません。コード進行別に用意された譜例をひたすら弾き続ければ、さまざまな場面におけるフレージング技術が体得できます。弾けるようになったら、次は自分のペースで譜例の音を分析。コードトーン、アプローチノート、スケールへの理解が深まります。演奏技術、耳、集中力の訓練をしつつ「使える」フレーズが蓄えられていくトレーニング集です!
Amazon.co.jp: ギター無窮動トレーニング 効果絶大のノンストップ練習 電子書籍: 道下 和彦: Kindleストア

ここ最近で一番「買ってよかった」と思った本。フレーズに対する詳しい解説は無く、延々とジャズフレーズが八分で並べられています。「さあ分析してみろ」と言われているよう。

フレーズはこんな感じです。

弾きはじめたら止まれない!休符なしの究極エクササイズ! |

弾きはじめたら止まれない!休符なしの究極エクササイズ! |

ビギナー向け。

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Mark Levine『ザ・ジャズ・セオリー』

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理論系の本。とにかく実例が多いので、よく見つけてきたなと感服します。説得力があり、「あぁ、このフレーズはそういうことか。私も使えるようになりたいなぁ」と、モチベーション維持にも繋がります。

↓は英語版。

『ザ・ジャズ・セオリー』の原著(英語)。kindle版は、約半額で買えます。

具体的な中身については『ザ・ジャズ・セオリー』について

以上です。
教則本も素晴らしいのですが、最近だと有料会員で、一流プレイヤーのレッスン動画が見れるものもあります(正直最近は、本よりもそっちばかり見てます笑)。ジャズってあらゆる意味で、日本人にとってハードルが高いので、自身に合った練習方法を見つけていきたいです。
ありがとうございました。

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