ギター習得には時間がかかります。
今回は、脳科学の側面から効率的に指板を覚えるコツをみていきましょう。
ギター上達のポイントとコツ!
脳科学の側面から練習を考えてみます。
ポイントは3つ!
①ありったけの、角度から情報を収集する。
②ありったけの、アプローチで弾く。
③寝る。
①ありったけの角度から情報収集
①から
脳科学系の本で、
「情報は、関連させるほど早く覚える。また、使える情報となる」
と書いてありました。
情報にアクセスする道を、あらゆる方向に作ります。どんどん情報を入れることで情報同士の結合を強くし、穴のあった情報を埋める。
例えば、
「ペンタトニック・スケールのポジション」
という情報だけでは、何のこっちゃわかりません。
まず、ペンタトニックは「ドレミソラ」「半音は不安定なので弾かない」などの知識を入れて、
「ペンタトニックを実際に使っている曲」
「ペンタトニックの演奏動画」
「ペンタトニックのポジションを移動させると、違うスケールが弾ける」
など、あらゆる方向から情報を収集します。情報を関連させ練習することで、使える情報になります。
②ありったけのアプローチで練習
つづいて②
これも①に通じるところがありますが、1種類の練習だけでなく、複数のアプローチをおすすめします。
もう、ありとあらゆる練習をしましょう。まずは、本やネットで練習法を探し、弱点や改善点が出てきたら、自分で練習法を作ってみてください。
ペンタの例だと
・テレビで流れている曲、パソコンで好きな曲を流しながらペンタを弾く。
・スケールをただ上下してみる。
・スケールを絶対に上下させない(連続した音を弾かない)。
・本来ペンタを使わない場所で使ってみる。
・曲から外れた音でペンタを弾く。
・コード進行に合わせて、ペンタを移動させる。
・ペンタを3音に絞ってみる。
・ペンタと他のスケールを組み合わせる。
・ペンタトニックを2、3弦だけで弾いてみる。
など。
1つの練習を、完璧にする必要はありません。
「この練習は意味ねえな。」「まだ私には早いな」と感じたらやめましょう。時間がもったいない。
新しい練習を行うと、脳が好奇心を感じてシータ波が出るそうで、効率よく覚えられるみたいです。
③寝る
最後に③
楽器経験者なら、誰しもが感じたことのある現象。
「1週間弾いてないのに、前よりも指が動く」
答えを見つけました!(本で)
”寝ると情報が整理される”らしいのです。
ピアノやギターで指を速く動かすのに必要なのは、筋力ではありません。神経です。右利きとか、左利きといったように、神経が関係しているのです。なので、指を鍛える謎の握力グッズは必要ありませんし、指を痛める可能性があるのでやめたほうがいいです。
「でも、昔より指の力強くなったよ」
それは、当然です。
演奏中に自然に付く筋力。必要なのはそれだけです。普通に練習して付く筋力で、十分です。
脳は寝ているときに情報を整理し、使える情報に直してくれます。
「1週間前はテンポ120が限界だったのに、今日はテンポ125いけた!」の積み重ね。
逆に言うと、短期間での成長には限界があります。こればかりは仕方がありません。
「もうこれ以上は無理!」と思ったら、とにかく寝て2、3日後にもう一度弾いてみてください。脳が整理してくれてるはずです。
以上!
ありがとうございました。