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相対性理論『バーモント・キッス』歌詞の意味と解釈! 甘口カレー

相対性理論『バーモント・キッス』の歌詞について。

相対性理論『バーモント・キッス』

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2009年1月7日発売『ハイファイ新書』収録。

相対性理論(そうたいせいりろん)は、2006年9月に結成された日本の音楽プロジェクト。東京都を基点として活動している。(中略)『ポストYouTube時代のポップ・マエストロ』、『全天候型ポップ・ユニット』、『ポップ・シークレット・プロジェクト』を名乗る。実験的なサウンドが特徴である。

相対性理論 (バンド) – Wikipediaより

いわゆる、真部脩一さんがいた頃の相対性理論。

『バーモント・キッス』は、相対性理論の中でも特に好きな曲です。やくしまるえつこさんの声がとろけるはちみつキッスの微熱宇宙で・・おすすめです。笑

『バーモント・キッス』歌詞解釈

まずはタイトル。
これ↓ですね。

”The 相対性理論”という感じでほっとします。

※「バーモントカレーではない!違うぞ!」という方はコメントください。他の解釈も聞いてみたいです。

出だしの歌詞

「わたしもうやめた 世界征服やめた」

もうこの1行を聴かせた時点で、勝ち。飛ばせない。

フレーズのインパクトだけでなく、相対性理論の曲、やくしまるえつこのキャラクターを知らずとも”地球外生命体(宇宙人、人外系)””(二次元なら)美少女”など、この曲の主人公をイメージさせてしまう歌詞。

「今日のごはん 考えるのでせいいっぱい」と歌っていますが、「たぶんカレーだろうな」と聴き手に(半強制的に)想像させ引き込む。

「今日からは そうじ 洗濯 目一杯」の「一人暮らしはじめました」感から「作り置き目的のカレーかな」と想像させ、世界征服しようとしていた主人公に対して沸きあがる親近感。

やくしまるえつこのキャラを外し、後の「破壊工作やめた」を合わせて考えると、「中二実家暮らし→大学一人暮らし」など解釈の幅が広がります。

「冬の香りの 雑木林を抜けて」は唐突なようで、薄っすらハウス食品のCMと繋がり、「淹れたて 熱い紅茶をもう一杯」に漂う午後の雰囲気から、「CM見て今夜の献立決めたな」と突っ込みたくなり、何となく『不思議の国のアリス』もイメージさせ・・ないか。

感情の薄い歌い方に反して「恋の微熱37度5分」という人間味ある情報。

ただ、「ラブレター 渡せないのも今日いっぱい」に続く歌詞なので「好きな人ができてしまった。(宇宙人?なので)本来体温は無いけど、人間の振りをして彼を振り向かせたい・・体温データ入力!」のように(私は)解釈したくなります。

最後の「とろけるキッス」「はちみつキッス」でバーモント・カレーと繋げて「彼との恋は上手くいくのか」「彼が彼女のカレーを食べる日はくるのか」とモヤモヤさせ、「はちみつキッスを神様に」で「ん!?宇宙人じゃないのか?悪魔?お供え物(カレー)?」と更にモヤモヤさせて曲終了。

相対性理論は「意味は無い様に思えるんだけど、なんか聴き手が無意識に繋げてしまう」歌詞がおもしろくて、大好きです。

ありがとうございました。

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