ギター指板の音を覚えるのは大変。
ギターが好きではじめたはずなのに、いつの間にかギターを見るのもイヤに・・
とまではいかないにしろ、できるなら効率的に覚えたいものです。今回は、私が中学生の頃よくやっていた練習を紹介します。
ギターを使わない練習です。
ギターを使わない指板練習!
ギターをはじめたばかりのころ、特に学校にいる時間なんかは「あー時間がもったいない。ギター触りたいぃぃぃ!」と、むずむずしていました。
抑えきれなくなって机に指をコツコツしていると、隣のおとなしそうな女の子が
「ピアノやってるん?」
「ん?あ、いや・・やってないけど・・」
「そっか・・」
「ピアノやってるん?」
「うん。3歳から」
「そうなんや」
「うん」
「そっか・・」
「・・うん」
「す・・すごいやん」
「・・・」
あると思います。笑
【脳内エアギター】
今回、自信をもって紹介する練習方法は
脳内エアギター!
です。
脳内なので目立った動きもありません。
「あいつなんかやってんぞ」
「アピってんちゃうん?」
「なんかギターやってるらしいでー」
「なんやイキっとんなぁ」
と怪しまれる心配なし。
練習方法
脳内エアギターの第一目的は、”指板の音を覚える”ことです。実際に脳内で音が鳴ればいいのですが、最初はそうもいかないと思います。
ここは割り切って、指板を覚えることだけに集中しましょう。
やり方を説明します。
①脳内にギター指板を思い浮かべる
メイプルでもローズウッドでも構いません。
脳内なら、夢のエボニー、幻のハカランダも弾き倒せますb
私のイメージの仕方は2パターンあって、
一つ目は、ギターを実際に抱えているイメージ。目をつむってギターを弾いている感じです。
感触が無いだけで、膝の上にはギターがあります。バキでいうカマキリとの勝負みたいな感じ(笑)。ただし、これはかなり集中しないといけないので、他の作業と同時に行えません。
二つ目は、目の裏に指板を浮かべる方法。普通に考え事をするように指板をイメージします。指を動かすイメージもしないので、ながら練習が可能。
②練習したい箇所を限定する
Cメジャーキーの配置↓
脳内イメージなので、最初のうちは指板全体をイメージするのが難しい。小さな懐中電灯で、照らした部分だけが見える感じです。
なので、練習したい場所を限定してください。
③練習開始
指板をイメージできれば、あとは脳内エアギターを演奏するだけ・・なのですが、コツがあります。
①リズムにノリながら練習する。
ただでさえ音が無いので、リズムが無ければ絵を浮かべるだけになってしまい、リアル感が薄れます。エアギターは妄想の技術が要求されますから、できるだけリズムにノって行いましょう。
※リズムに関しては「リズム感を鍛える」も是非↓
②出来れば、指板図をチラチラ見ながら。
さすがに、最初から何も無しでイメージするのは難しい。紙切れでも携帯の画像でも良いので、チラチラ見ながら練習するといいです。
ちなみに私は、ノートに定規で指板図を描いて眺めていました。冷静に考えれば、やばいヤツb
音名などが書き込まれたものより、白紙をおすすめします。より実践的です。
必要な方は「白紙の【指板図】」も利用してください。
実際にやってみましょう。
脳内エアギター実践
まずは、妄想しても大丈夫な状況か確認してください。乗り物の運転中だと危険です。棋士の羽生さんも、事故るので運転しないと何かでおっしゃっていました。プロのイメージ力を知るならば、「目隠し将棋」で検索を。
ある意味、ギターのスケール練習も定跡みたいなもんなので、一度覚えれば素早く再生できると思います。
①脳内にギター指板を思い浮かべる
②練習したい箇所を限定する
低音弦から覚えたいので、今回は5弦と6弦に絞ります。
※脳内イメージ↓
13フレット以降は捨てます。練習したい箇所だけ。
③練習開始
脳内エアギター演奏開始です!
・6弦の開放弦から12フレットまで、Cメジャースケールで上がる。
おそらく、何も無い状態で最初にイメージできる範囲はすごく狭い。「F」を弾くなら、見えている範囲はこれくらいだと思います↓
やってるうちに、だんだんと範囲が広がってきて、3フレット→15フレットまでの横の流れを考えたりと、おもしろくなってきます。
・12フレットからクロマチック(半音)で6弦を戻ってくる。
ここで、#や♭を軽視していたことに気がつく方もいるはずです。
・再びCメジャースケールで6弦を上がる。そのとき、C(6弦)→F(5弦)、D(6弦)→G(5弦)のように、1つ進むごとに同フレットの5弦の音名を確認。
5弦の7フレットあたりから怪しくなって・・一度戻って・・
・6弦のE(12フレット)→5弦のE(7フレット)、5弦のF(8フレット)→6弦のF(1フレット)・・のように、6弦と5弦の同じ音名を交互に。
リズムをとりながら。テンポを速めても余裕になってきたら、一度、視野をズームアウトしてみてください。5、6弦の音が、全てふかんで見えるはずです。
これが結構楽しくて、新しいコードの押さえ方を発見したり、目をつむっていた苦手が洗い出されたりと・・使えます。
何より、「は、早くギター触りたい!」という欲求がかきたてられるので是非!
今回はここまで。
脳内エアギター、是非やってみてください。
次回は、曲にコードを付けてみます。
ありがとうございました。
次回は>コードの付け方!
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