曲のコピーはダメ!? 必要性や初心者にとってのメリット

「曲のコピーばかりしていたら、オリジナル性が失われる」
という意見について考えてみたいと思います。

曲のコピーはどこがいけない?

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まず最初に、私の意見を言っておきます。

私は、「曲のコピー練習は、必須」だと思います。

では、「曲のコピーばかりだと、オリジナル性が失われる」という意見について。ジャズ畑で聞こえてきそうな意見。いくつか書き出してみると

・コピーばかりだと、既存フレーズを繋げることしかできなくなる。
・型(理論)にハマって抜け出せない。
・新しいフレーズを思いついても、コピー(プロのフレーズ)と比べてしまう。
・(アドリブなどにおける)手グセ問題。

などでしょうか。
まず、「創造性が失われる」というデメリットは無いと思います。しかし、広い意味で考えると、つまり「型(理論)によって、創造性が邪魔される」という意味で考えると、確かにコピーによるデメリットはあるかもしれません。

また単純に、コピーに費やす時間がオリジナルに費やす時間を削る。創造に費やす時間・創作経験が減る、という考え方もできます。

”手グセ”に関しては難しいところで、私はアドリブにおいて「手グセはあって当然」だと考えますが、多すぎるのはよくないでしょう。

ただし、これらのデメリットは「ある程度、成長してから」の話。初心者の時期においては、コピーから得られるメリットの方が多いのではないでしょうか。

曲をコピーするメリット!

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曲をコピーするメリットは、たくさんあります。特に楽器を始めて間もない初心者にとっては、基礎を学ぶという点で必須。

他の分野においても、書道家が先生の字を真似する、小説家が尊敬する作家の文章を写す、絵描きが模写することは大切だと言われます。楽器演奏者にとっても同じ。

自分で演奏してみないと、気がつかないことも結構あります。作曲者、フレーズを作った本人の意図を理解するためには、実際に演奏してみるのが近道。

曲を聴くだけだと「なんとなくカッコいいから、入れた音なんだろうなぁ」としか思わなかったフレーズも、実際に弾いてみると「この音をクロマチックで繋いでいたのか!」とか、「ここはメロディに合わせてテンションコードを使ったのか!」「ドミナントモーション(Ⅴ→Ⅰ)だったのか!」などの発見があるわけです。

さらに、「曲の歌詞との兼ね合いで、ここの音数を減らしたのか」など、何でそのフレーズ(テクニック)にしたか、動機の部分が見えることもあります。メロディやベース・ピアノパートなどとの関係、リズムでの気づきもあるでしょう。

自分が素晴らしいと思う曲をコピーすることは、楽器初心者にとってはメリットばかり。作曲・アレンジをしたい人にとっては、必須と言えるでしょう。

もちろん、それらのテクニックがまとめられた教則本や、楽譜(スコア)を眺めるだけでも、知識は得られるかもしれません。しかし、やはり実際に演奏することでしか得られない経験、最初のうちに吸収するのとしないのでは、後の成長に大きく関わってくるのではないでしょうか。

と、今日は普通のブログっぽく書いてみました。
耳コピに関しては耳コピのやり方に書きましたので、是非ご覧ください。

ありがとうございました。

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