耳コピができるようになるコツと方法! 【歌メロコピー】で音感を鍛える

「耳コピってどうしたらいいの?コツは?」
「あんまり、得意じゃないんだよねぇ」

という方に是非おすすめしたい耳コピ練習法、それが「歌メロコピー」です。効果的な順番で、楽しく音感を鍛えましょう。

目次

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はじめに

テレビで流れているアイドルソング(難しすぎないキャッチーなメロディ)を聴いて、「ドレミファソラシ」でパッと歌うことができる

という方は、このページを読んでいただいても、得るものは少ないでしょう(それでも、読んで欲しいです!)。「単音なら余裕!」という方は「コードの耳コピ」も是非↓

コードの耳コピができるようになる7つのコツと2種類の練習方法!
コードの耳コピ方法について書きました。2音からはじめて、3音、4音。コード進行からの聴き取り。ギターなど楽器の倍音と、コツやポイントなど。参考にしてください。

このページでは、耳コピの練習法を紹介します。
今回やる内容はズバリ!歌メロディのコピーです。

「なんだなんだ?そんなの簡単じゃんよー」

という方には・・・少しレベルの高い練習方法も書きましたので、是非読んでいただきたい。

音楽において大切な要素である音感を楽しく、効率よく身に着けましょう。「楽しい!」は、成長速度に影響します。

耳コピ(音感)の真実!

はじめる前に、耳コピの真実といいますか、現実を確認します。

皆さんの周りにいる楽器歴1年以上の方に、この質問をしてみてください。

「〇〇さんの一番好きな曲って何ですか?ふーん、『◇◇◇』なんですね。へぇー、そんなステキな想い出があるんですかぁ。なんか私(僕)、その曲ド忘れしちゃったなぁ(白目)。その曲のメロディをドレミで歌ってみてくださいよ。ねぇ、ねえったらぁ!」

さて、どうなるでしょうか。
余裕で歌えるかもしれませんし、歌えないかもしれません。速弾きはできるのに、歌のメロディは歌えないかもしれません。そして、質問したことによって人間関係がギクシャクするかもしれません(※一切の責任は負いかねます)。

そうです。

「音感レベル」「音楽(楽器)に触れていた長さ」

なのです。
そして、「最近は特にこの傾向が強いのじゃ」と、年配者がおっしゃるのは世の常。

「模範解答(楽譜)が手軽に手に入るようになったから、耳コピをしなくなり、音感を育てる環境が失われた」みたいな現象かもしれません。ただ、実は(私の周りの)先輩方もそんなに音感があるとは・・こほんっ。

もちろん、楽譜自体は”悪”ではありません。楽譜でないと見えづらいことって結構あります。

では、はじめましょう。

耳コピ! 歌メロコピーで音感を鍛える

今回練習するのは、ただの耳コピではなく「歌メロコピー」です。

記事を書く前に「耳コピ コツ」で検索し、上から3、4記事ほど読んでみたのですが、「歌メロをコピーしましょう」と提案するサイトはありませんでした(※記事執筆時点では)。

「それ、既に耳コピできるヤツの方法や!」という内容が多く、どのサイトも読者に要求する音感レベルが高すぎるのではないかと震えました。

歌メロコピーのやり方は単純です。

①曲を再生して、Keyを探す。
②出だしの音を取る。
③曲を止める。耳コピ開始。

以上!

※Keyの探し方は↓で説明しています。

曲のキーの調べ方! 耳で簡単に探せる”終止感”
耳で簡単にキー(Key)を探す方法を紹介します。「終止感」を感じる音に注目して、楽譜を使わず、ギターやピアノなどの楽器を使って調べてみましょう。

ポイントは、音程を意識すること。

ドーラーと下がると、こう聴こえるのか!」
のように、「階名」と「耳で聴いた(脳内で再生した)音程」を、結び付ける作業を行ってほしいのです。

そして、その作業に便利なのが「ソルフェージュ」

音程を階名(ドレミファ・・)で歌うことを階名唱法と言いますが、ここでは広い意味で捉え「ソルフェージュ」としておきます。詳細は2ページ目で説明します。

また、音感を鍛える前に、音程を理解しておかなければなりません。具体的には、「階名」と「移動ド」の知識が必要です。

階名は「ドレミファソラシ」で、音名が「ハニホヘトイロ」や「CDEFGAB」※ドレミはイタリア音名

移動ドは「ド(G) レ(A) ミ(B) ファ(C) ソ(D) ラ(E) シ(F#) in G」です。

詳しくは↓で説明しています。

音名と階名の違い! 「ドレミ」と「CDE」の使い方
「音名」と「階名」の違いについて説明します。階名は歌やギター、ピアノなどの楽器演奏時にとても便利です。
固定ドと移動ド! 違いと使い方
固定ドと移動ドの違いや使い方について、わかりやすく説明します。移動ドの考え方は、ギターやピアノなどの楽器演奏、歌などで便利です。

以上を前提として、歌メロコピーを行います。

【ステップ0】耳コピのコツ

最初に、耳コピのちょっとしたコツを。
私の意見ですので、気に入らなければ無視してください。

(追記)「書いてあることが全然理解できない」というコメントをいただきましたが、本サイトを最初から読んでいただいている前提で重複する説明は省略していますので、ご理解ください。

要約すれば「耳コピ初心者の音感トレーニングには、歌メロコピーがベスト」ということです。音楽的な知識や用語も使用していますが、わからなければ飛ばしてください。

★歌詞ではなく、階名を思い浮かべる

歌詞ではなく、階名「ドレミファソラシ」を頭に浮かべながら耳コピしてみてください。最初のうちは、階名を歌いながらがいいでしょう。もちろん移動ドです。歌詞は本当に邪魔。

複雑なフレーズになってくると、階名より「2音間の音程(距離)」でとった方がわかりやすい場合もあります。(※階名「ミ→ファ→ファ#→ソ」ではなく、2音間の距離「ミ→半音上昇→半音上昇→半音上昇」と捉える方法。曲中でキーがコロコロ変わるor変わっているように聴こえるジャズなどは、こちらの方がわかりやすいのだとか)

例えば「半音で動くフレーズ」だと、楽器を始めたばかりの方でも、クロマチックの運指練習経験があれば「半音で動いてんなー」と気が付くと思います。アルペジオフレーズの演奏経験があれば「お、なんや3度のカタマリ弾いとんなぁ」と感じるはず。それをレベルアップさせていきます。

が、歌メロに関してはドレミがわかりやすいです。

★短いフレーズで区切って、音程を覚える

英単語を覚えるのと同じで、例えば「ドーラー」と下がるフレーズが出てきたら、それをパーツとして、フレーズごと音程の響きを覚えてしまいます。次に「ドーラー」が出てきたときには、一発で当てられるように。

長いフレーズで覚えても、応用が利きにくいです。また最初のうちは、「ド」が絡むフレーズから優先して覚えてみてください。

★正しいフレーズを復唱する

最初のうちは、頭に思い浮かんだ階名と、実際の階名は一致しません。ですので、楽器で正解を確かめてから復唱する方法がおすすめです。

一度間違える悔しい、この野郎!正しい階名を確認再び歌って脳に焼き付ける

という手順で、脳科学的にもスムーズに成長できる・・はず。「間違える」→「悔しい」→「なんだ正解はこれかぁ!」→「脳の神経回路ピピピ!」というイメージ。

★マイナーキーは主音「ド」で

主音ラ、つまり「ラシドレミファソ」でマイナーキーを考える方法はおすすめしません。

理由は単純で、「ラに着地するのは、気持ち悪い」と(私が)感じるからです。相対音感を鍛えるためには、おそらく主音ドで統一した方が効果的。「ラに着地する」という無駄な音程感覚を身に付けなくてすみます。※私個人の意見です

マイナーキーは主音ドで、「ドレミ♭ファソラ♭シ♭」。自然的短音階(ナチュラルマイナースケール)の「ミ♭、ラ♭、シ♭」と長音階の音程がつかめれば、残りは「レ♭、ファ#(ソ♭)」だけです。この2音は目立ちますし、特にドと同時に鳴らした音程が特徴的なので覚えやすい。マスターすれば12音を網羅できます。

★目をつむる

これが意外と効果的。

私の場合、目をつむって音を聴くと、1.5倍は音に集中できます。いや、正確には目を開けたまま耳コピしてますが、考え事をしてるときのように、目からの情報は遮断してます。

耳コピに慣れていない方は、普段音楽を聴くときよりも、数倍は音に集中してください。今回は歌のメロディに集中。英語のリスニングテスト以上に集中。できることなら、目でも音を見たいくらい。

☆音感チェック

それでは、少しだけ音感をチェックしてみましょう。
Key=Cです。

余裕だと思います。
なんでこんなもの作ったのか私もわかりませんが(笑)、いや、無料ソフト使ってみたくて作りました。クリック音(メトロノーム)を入れたかったのですが、やり方がわからず。

次は少し、レベルアップ。Key=Eです。
主音Eに移動させて、Eメジャースケールは「E(ド) F#(レ) G#(ミ) A(ファ) B(ソ) C#(ラ) D#(シ)」となります。

いかがでしょう?

動画を作っているときには気がつかなかったのですが、前後のつながり、伴奏なしでいきなりメロディが出てくると・・少し掴みづらいですね(おい)。

例えば「ミレドー」や「ラシドー」など「〇→ドー」のパターンは、数時間で理解できるようになります。

☆逆方向に戻る

おすすめはしませんが、フレーズの最後に無理やり(主音確認のため)をねじ込んで「フレーズを”逆方向”に戻る」みたいな遊びもしていました。

「ミファミファソー」なら
「ミファミファソー」とねじ込んで
ソファミファミー」と逆方向に戻る
※効果があるかは不明

ただ、音程は強く意識できます。
紙か何かに書いて1曲まるまるやってみると、「文字(音符)→音」の脳内変換能力が上がるような気がします。”逆方向”なので違和感のあるフレーズも出てきますが、「まぐれ正解」を排除するので、逆に練習になります。

☆楽譜を脳内再生

歌のメロディは「ミレドー」「ミファソー」など、音階(スケール)をなめらかに上下するフレーズが多いので、音感トレーニング入門にピッタリです。

そのうち、シンプルな歌メロは、聴いただけで自然と階名が頭に浮かぶようになります。逆に、階名を見ただけで音が頭の中で鳴るようにもなるでしょう。

たとえば「ドレミーレド ドレミレドレー」(チャルメラ)

文字だけなのに、メロディが頭に浮かびませんか?

このレベルが、上がっていきます。譜面から音が聴こえ、楽器なしでも(単音なら)脳内演奏ができるように。大袈裟でも何でもなく「ドレミファソラシ」だけの歌メロなら、すぐ脳内演奏できるようになるでしょう。

適当な楽譜で練習すると捗りますが、私のおすすめは「コールユーブンゲン」です。リズムとかそんなものは無視して(しなくてもいいです)、呪文のように歌ってみてください。だんだんイライラして、テンポが上がってきます(笑)。※正しい音はキーボードか何かで確認してください。

☆歌えるくらい覚える?

歌メロの耳コピができない状態で楽器フレーズをコピーするのは、少し無理があります。

「耳コピ コツ」で検索ヒットする記事の主な方法は「フレーズを歌えるくらい覚えてから、耳コピをしましょう」というものでした(記事執筆時点では)。

しかし、この方法はそもそも「歌えるフレーズを、ドレミに変換できる(何らかの文字や記号に変換できる)」というのが前提です。

フレーズを歌えるくらい覚えた→脳内で文字(記号)に変換→楽器で弾く

ということであって、間の「変換」をすっ飛ばして、単に楽器の音当てゲームになるとキツい。ただ脳内レコーダーの音と照合しているだけです。

もっと言うと、歌えるくらい覚えなくても音程はコピーできます。

言語で考えるなら「私はギターが弾けます(日本語)」と「Я могу играть на гитаре(ロシア語※Google翻訳活用)」くらい違う。日本語だと意味がわかるので1度聴いただけで復唱(コピー)できますが、ロシア語だと意味がわからない人にとっては、音だけで(復唱できるまで)覚えないといけないのでベリーハードです。※ネイティブの発音(演奏のニュアンス)は実際に発音(演奏)して真似ます。

もちろん「フレーズを2秒単位で止めて、弾いて、間違えて、合う音みっけ。また次の2秒・・」と繰り返す方法もあります。

でも、どうせ音楽を楽しむのなら、音感も鍛えたい。

☆1音進むごとに音階を確認する

(追記)「本当に音感が無い人は(中略)何が間違ってるのかがわからない」という貴重なコメントいただきまして、私なりに練習法考えてみました。

歌メロ1音進むごとに「ドレミファソラシ」を確認するという方法はいかがでしょうか。

例えば「ファソー」という歌メロなら

(A)1音目を歌う(歌詞ではなく”アー”など)
→(B)ドレミファソラシをキーボード等で弾いて確認(※もちろん移動ドで
※”アー”と声を出し続けたままキーボードで確認すると、正解の音が見つけやすいです。
→(C)正しい音程(ド)を見つけたら、階名で度歌う
→(D)正しい音程にたどり着くまで、ドから順に歌っていく

(A)2音目を”アー”で歌う
→(B)キーボードでドレミファソラシを確認
→(C)正しい音程(ミ)を見つけたら階名で歌う
→(D)正しい音程がミなので、ドから順にド→レ→ミと歌って(キーボードに合わせて)、だめおしで正しい音程(ミ)を歌う

(A)3音目→(B)→(C)ファを歌う→(D)ドレミファ、ファーと歌う

(A)4音目→(B)→(C)ソを歌う→(D)ドレミファソ、ソーと歌う

のように。
音は振動なので、歌と楽器を同時に鳴らして確認してみてください。キーボードと歌の音程が重なると1つの音のようにも聴こえますが、ずれているとハッキリ複数の音に聴こえます。

何度も何度もドレミファソラシを確認することで、頭の中に音程が記憶され、正しい音程を探しやすくなるのかなとイメージしているのですが・・いかがでしょう。

ちなみに「ドミファソー」はテレビアニメ「けいおん!!」の劇中歌『天使にふれたよ』Aメロの1フレーズ。そして『聖者の行進』の出だしのメロディです。他の曲だと・・

私は「脳内で記憶している音程(基準音からの距離感)と結びつける能力が相対音感」じゃないのかなと思っていますが、「本当に音感が無い」と感じていらっしゃる方には、何かもっと違う効果的な(”音痴の治し方”のような)アプローチがあるのかもしれません。単に鈍い(人以上に練習すれば伸びる)ということではなく、共感覚のように、音の捉え方が他の人と違うなど根本的理由・・あるのでしょうか。

【ステップ1】覚えている曲で練習

ステップ1

【ステップ1】は「正しい音程を脳に焼き付ける」練習です。

メロディを完璧に歌える曲を使います。歌詞は不要。

手順は
①曲を再生して、Keyを探す。
②出だしの音を取る。
曲を止める。耳コピ開始。

当たり前なので省略しましたが「①Keyを探す」には「そのキーのスケールを頭にインプットする」も含まれます。

例えば①で「KeyGのメジャースケール」と判別できたら、「G(ド), A(レ), B(ミ), C(ファ), D(ソ), E(ラ), F#(シ)」を楽器で弾いて(できれば一緒に歌って)脳にインプットします。そして、そのインプットした正しい音程を基準に、耳コピしていきます。

ポイントは③です。
必ず曲を止めた状態で、耳コピ(ギターなどで演奏)してください。

探り探りで構いません。というより、最初は当然そうなります。途中で間違えたらまた同じ曲を練習し、3周くらいやると覚えてしまうでしょう。

曲をクリアしたら次は、

「”ドーラー”と下がると、こんな響きなのか」

というように、パーツごとに分けて音程を覚えてみてください。

歌詞がどうしても浮かんでしまう場合は「るるるー」や「ふふふー」と1フレーズ歌い、その音を耳コピするといいかもしれません。

また最初の内は「途中で一旦ドに戻る」のもおすすめです。「ソラソー」というフレーズなら、「ソラソー ファミレドー」のように一度ドまで下がり(又は上がり)ます。ドからの距離を繰り返し確認するだけでも、習得スピードが上がります。

慣れてきたら、ド以外の好きな音にも飛んでみてください。脳内でイメージした音と、実際に弾いた音が一致すれば、アドリブも楽しくなります。

微妙な音(ミとミ♭の間など)は、各々で解釈を。そもそもチューニングが違う場合は、A=440Hzから前後に調整してください。生楽器、ちょい古めの曲は低めのチューニングが多い印象。

※次ページ「#や♭の歌い方(階名唱法)」

コメント

  1. Hide より:

    耳コピする楽器はどんなものでもいいのでしょうか?
    あまり音の出せる環境ではないので、メインではないピアノで取り組もうと思っております。
    でもアコースティックギター を上手くなるには、ピアノではなく、アコースティックギター で取り組むべきでしょうか

    • まさとみー masatomy より:

      むしろピアノ(電子)がいいと思います。ピアノでささっとメロディやコードが聴きとれる音感をつけて、じっくりとアコギ練習に取り組んでみてはいかがでしょう。

  2. 匿名 より:

    因みにこんな感じの曲です.(復元出来ているのか?(^-^;)
    ソラソラソソラ ラシラシララシ
    レドレドレレドシドシド
    ドレドドレドレ ド(高) ラファ
    洋楽・ボサノバ風・女性ボーカル.ニトリで流れていた曲なんですが.

  3. Google検索より より:

    鼻歌でメロディを脳内再生できます(記憶した).これをPC上の鍵盤で再現(音符化)したいのですが,上記記述では役に立ちません.もっと単純&容易に鼻歌を音符化するコツが知りたい人(楽器の素人)が此処に辿り着いている,と思うのです.無理難題でしょうか?
    ※自分のイメージする音⇔音程の変換,が出来ないのです.

    • まさとみー masatomy より:

      文章から推測するに、単なる練習不足でしょう。

      「練習せずに(容易に)、音程が一発で理解できるようになりたい!」という質問であれば「私もなりたい!」とお答えします(笑)。「鼻歌で歌を再現」は誰でもできます。その鼻歌を音程として理解する(鍵盤で再現する)ためにトレーニングするのです。ちなみに、練習方法は「単純かつ容易」ですよ。

      小学生が音楽の授業で使うようなKeyCの譜面を見て、歌えないようであれば練習不足です。

      例えば、コメントで階名を書かれたニトリの曲ですが、私は見た瞬間に歌うことができます。で、階名(文字や音符)を見て歌えるということは、耳で聴いたときにも音程を理解できる(音符に変換できる)ということなんです。

      「G、C」というメロディが聞こえてきた場合、1音目Gをソの音だと仮定して「ソファミレド」と脳内鍵盤で歌いながら下がっていけば、ドの音がCの音と同じ響きなので「ソ、ドだな!」と理解できます。1音目Gを「ド」だと脳内鍵盤で設定した場合は、「ド、シ、ラ、ソ、ファ」と歌って、ファを声に出したときに、聴こえてきたCの音と一致するので「鳴っていたのはド、ファだ!」と理解できます。※相対音感の話です。

      繰り返しているうちに「ソ、ド」くらいなら、間の「ファミレ」を辿らなくてもわかるようになります。「2+3」で、「2,3,4,5」と指を使って数えなくてもすぐ答えが出る、みたいな感じです。

      流行り曲のボーカルを鍵盤で弾いてみるとわかりますが、大体「ドレミードファミレのように音程を滑らかに上り下り」とか、サビで「ソからドに跳躍する」とか「低いドから高いドに跳躍する」とか似たような(耳馴染みがいい)パターンが多い、つまり歌パートの耳コピが一番簡単です。

      ですので、記事では「歌メロを利用してトレーニングしましょう」と提案しています。

      知ってるポップスのボーカルを鼻歌で1小節歌って、次に鍵盤やギターで弾いて、正解したらまた次の1小節を歌って・・みたいに遊んでいるうちに、「あー、これね。前やった曲のサビと似たパターンだわ」となって、徐々に音程が理解できるようになっていきます。

      電子鍵盤なら、トランスポーズ機能を使って、主音ドがCになるよう設定して練習してください。

      私なりの練習方法を↑に書いていますので、まずやってみてください。計100時間くらい”集中して”練習すれば、(ゆっくり目の曲なら)ボーカルパートの耳コピできるようになりますよ。

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