速弾きはできないとダメ!? できる人とできない人の意見

”速弾き”はできないとダメなのか?
「コピーしたい曲に速弾きがあるから、絶対にできるようになりたい!」という人を除いて、「別にできなくても、俺(私)の演奏したい音楽にはあまり関係ないけど」という方にとって、速弾きは必要なのか?について、考えてみました。

速弾きはできなくても良いの真意?

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究極的な結論から言うと、「そんなことは無い」です。このページを開く前から、9割の人が想像できた答え。ただ今回は、「でも速弾きって大切じゃね?」という意見も書いてみました。

何の証拠データも無い、個人的な意見のオンパレードになると思いますが、個人ブログですのでご容赦ください。

さて、「速弾きって必要なの?」という疑問が浮かぶ理由として、「速弾きが難しい」という大前提があります。「音楽的に速弾きは・・」という話は、結論が出ません。笑

速弾きが”できない人”と”できる人”の意見

「速弾きは必要ない!できなくても良い!」派の意見を考える前に、まずは、2種類に分けてみます。

・自分は速弾きができないし、必要もないと思う派
・自分は速弾きができるけど、別に必要ないと思う派

まずは、できない派から。

速弾きができない人の意見

できない人の意見として、(速弾きができなかった)過去の自分を振り返って考えてみます。

・そもそも弾きたい曲に速弾きがでてこない。
・速弾き習得までに時間がかかりそう。
・難しい、楽器が嫌いになる。
・なんかチャラチャラしてる。←偏見
・速弾き好きって、砂糖水でカラフルな長髪を逆立ててそう。←偏見
・速弾き好きって、ピッキングニュアンスとかが適当そう。←偏見
・速弾き好きって、メロディや音色よりも「BPMがすべてだ!」とか思ってそう。←偏見

とまあ、書き出してみましたが、我ながら酷い偏見の嵐。嫉妬、妬み、蔑み。「俺(私)はそんなこと思ってないぞ!」という方はごめんなさい。私の意見です。

まあ要するに、スポーツなら「筋肉バカ」みたいな悪口ですね。筋肉を真剣に鍛えたことの無い人が、なんとなく「筋トレには頭を使わない」という思い込みをしているわけです。

ボディビルの世界、筋肉(体)を真剣に鍛えている人って、ものすごく頭を使っているらしいです。シビアに肉体のことを考え、実践。なので、他の種目のスポーツトレーナーとしても、ボディビル経験者が重宝されるんですね。

速弾きも、ボディビルに近いのではないかな?と、書いていて思いました。※私は筋肉を真剣に鍛えたことはありません(筋トレはランニングのおまけ程度)。

速弾きができる人の意見

今度は、できる人の意見。つまり、「自分は速弾きができるけど、それでも速弾きは不必要だと思う」派の意見を考えてみます。今回も(速弾きができる今の)私が、不必要派の立場になって考えてみます。

・速弾きができないだけで、楽器(ギターなど)をやめてしまったらモッタイナイ。
・速弾きに意識を向け過ぎると、音色・ニュアンスをおろそかにしてしまう(人もいる)。
・間違えた練習法だと、指がイカれる(腱鞘炎とか)。
・速弾きに練習時間を使いすぎるのは、もったいない。
・”速弾きができる人”が偉いわけではない。←当たり前。
・最初の頃は、(速弾きにこだわらず)まんべんなく練習すべき。
・聞く側としては、そんなに”速弾き”を望んでいない。
・ギターソロが「無意味な速弾き」になってしまう恐れがある。
・単に速弾き至上主義が嫌い。←”速弾きができること”とは無関係。

と、こんな感じでしょうか。

「速弾きができないこと」に対する、劣等感のようなものを感じる必要は無いと思います。もちろん、「悔しい!」という気持ちは練習のモチベーションになるので、ほどほどがいい。あと、「間違った練習法だとケガをする」という危険性。

あとは、音楽性がどうとか、ピッキングニュアンスうんぬんという偏見・・極めつけは、「速弾き至上主義が嫌い!」という話に落ち着きました。笑

ちなみに、実際に速弾きができる人は、そんなに速弾きができることに対する優越感を感じているわけではありません。「俺(私)って、速弾きできるんだぜ!」と自慢しがちなのは、速弾きを習得した最初の頃だけ・・おそらく。

【結論】速弾きはできなくてもいいのか?

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速弾きは・・・「必要です!」

正確に言うと”メリットが大きい”ということ。

左手の成長と進化

”速弾き”というのは、筋力ではなくて脳の神経・回路によって成長します。他のコード弾きなどでも成長しますが、速弾きはその度合いが顕著。例えるなら「右利きだったけど、左手も使えるようになった」くらい、大きな変化を得ることができます。(ちなみに速弾きを習得しても、左利き(右利き)にはなりません。)

速弾きはトレーニングの基本のような位置づけ。”体幹トレーニング”にも似・・・てはないか。笑

ギターは左手で弦を押さえるので、指を動かすスピードは速弾きで鍛えることができます。指が開かないのであれば、ストレッチフォーム。演奏フォームを整えるなら究極のナチュラル・プレイ・フォームなどの教則本を参考に。

メンタルの成長と安定

メンタル的な効果も無視できません。

「速弾きができるぞ!」という自身よりも、「速弾きができない・・」という劣等感を無くせる。という意味で、速弾きはできた方が良い。もちろん「そんな劣等感は感じていない!」という方にとっては、余計なお世話。

また、「この単音カッティングのミュートが難しぃー」「スウィープ奏法の左手激ムズぅー」と壁が立ちはだかったとき、「でも、速弾きはあれだけ練習して習得したし、今回も練習あるのみ!」と、成功体験をモチベーションに利用できます。

脳科学の本的に言えば、「正しい練習と努力で、速弾きは習得できた!」という成功体験ノウハウがあるため、他の壁に直面したときに、比較的容易に乗り越えることができるというわけです。ここらへんは、勉強やスポーツと一緒ですね。

脱力とは何かがわかる

テクニック的なメリットとしては、これが一番大きいかなと思います。

速弾きは基本的に、筋力だけでは習得できません。成長の過程で、必ず”脱力状態”を経験します。”脱力”ができていない人は、腱鞘炎という谷に落ちるわけです。

音楽の幅が広がる

説明不要ですね。

今まで「この曲は速弾きがあるから、コピーするのやめとこう(速弾きの部分だけアレンジしよう)」と諦めていた曲に、チャレンジできます。オリジナル曲やアレンジにおいても、速弾きをバンバン取り入れて・・。

多くの楽曲において、バッキングが占める割合は大きい。だからと言って「曲のほとんどがバッキングだから、速弾きは重要ではない!」と言い切ることはできません。その論理でいくなら、「多くのギターソロで速弾きがあるから、重要だ!」と言う事もできます。両方大切。

当たり前ですが、「速弾きができる人は、バッキングが下手」なんて統計もありません。むしろ、全体の割合で比べたら、バッキングが上手い人の方が多いでしょう。単純に考えて、速弾きができる人の方が”ギター歴が長い”でしょうから。

「バッキングがどうのこうの・・」と言う人が伝えたいことは、「速弾きのようなフィジカルトレーニングばかりするんじゃない!もっとピッキングニュアンス、周りの音、自分の音に耳を傾けろ」ということではないでしょうか。

以上が私の意見です。
具体的な練習方法については、速弾きの練習法とコツをご覧ください。

繰り返しになりますが、速弾きが”今”できないからという理由で、楽器を諦めないでください。腰を据えて練習すればいつでも習得できますし、後回しにしても構わないテクニックです。楽しんでナンボ!

ありがとうございました。

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