速弾きが上達するコツと練習方法! 大切なのは【神経】

速弾きに必要なのは、”筋力”ではなく”神経”です。

右利きの人が左手を使いこなすために必要なのは、筋力ではありません。左手を訓練して、脳の神経回路をつなげる必要があります。

運動神経のカテゴリに入れるならば、速弾きの習得もこれと似たような理屈。

すでにピアノや他の弦楽器で速弾きができる方は、ギターの速弾きも比較的容易にできると思います。指を速く動かす神経が、発達しているため。

また、ギターの弦はグランドピアノの鍵盤ほど重くありません。音量はピック(右手)で調整するので、練習時につく筋力だけで十分。

ギターだと、ピアノ練習でいうハノン的(くらい有名)なトレーニング本が無いので、個人で練習メニューを組むか、ギター教則本の使用をおすすめします。貴族(伯爵)に憧れるならバッハのコピーもいいでしょう。BWV1004『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調』の5曲目「Chaconne」がカッコイイのでおすすめです。

歪ませても気持ちよく、無伴奏でも飽きません。
前置きはこのくらいにして、早速練習していきましょう。

目次

速弾き上達のコツと練習方法!

速弾きの練習方法

右手のピッキング練習01

はじめはゆっくりのテンポから練習します。
今回は、BPM「60」からはじめましょう。

BPMは「Beats Per Minute」の略。「Beats / Minute」つまり、一分間に何回拍子を取るかを表します。

BPM「60」であれば、1分間に60回テンポを刻みます。時計の1秒と同じテンポです。

速弾きは、一般的に16分音符で考えます。
これです↓

16分音符は1拍につき4回、音を刻みます。4/4拍子の場合、1小節を4拍と考えて4×4で16回。1小節を16分割した長さ。速弾きだと3連符、5連符なども出てきますので、分割の考え方が役立ちます。

テンポ(BPM)「60」で考えると、拍子を「1」刻むごとに4つ音を刻む。つまり、1秒間に4つ音を刻みます。

メトロノームが手元に無い方は、アプリなどで探してみてください。
まずは、テンポ「60」に設定して・・どうぞ!

いかがでしょう?

「テンポが遅くて、上手くノリきれない!」
テンポ40ならどうでしょう?
「テンポ60なら合わせられるけど、40は遅くて難しい!」

という方は、あえて遅いテンポから練習してみてください。遅いリズムに合わせられない場合「普段なんとなくリズムを取っている」可能性大。一般的な曲のリズムに慣れているだけ。3日も練習すれば、感覚をつかめます。

この練習で意識してほしいのは、右手のピッキングです(左利き用のギターであれば、逆)。

そのピッキングを3倍の速さにしても弾けるのか?

を意識してください。実際の速弾きでは、そのくらいの速さ(テンポ180)までいきます。

右手のコツ

コツとしては、

・脱力する。
・手首のスナップを使う。
・ピックを強く握らないで尻側を持つ。

あたりが有名。

ですが、結局は運動神経と同じで、どれか一つが原因ということではなく、全体のバランスによって決まります。つまるところ、己で原因と改善点を考えていくのが、速弾き上達のコツです。

もう一つコツとして「拍の頭にアクセント」を置いてみてください。16分音符なら、1小節で4回のアクセントをつけます。テンポが速くなるごとに、アクセントの数を減らしていきましょう(1小節で2回など)。

人間は機械のように、一定のリズムを取り続けるのは難しい。「4つで1セット」の感覚でリズムを取ると、勢いをコントロールしやすいと思います。もちろん、拍の頭に変なアクセントが付いてしまうので、慣れてきたら調整してください。

「○打で一周」のように捉えると、勢いがリセットされて脱力しやすい。最初は大げさで変な動きになりますが、イメージさえつかめれば、体の動きは後から修正できます。イメージをつかむため、スムーズに16分を刻める動きを探してみてください。

単にリズムからずれてしまう(速くなったり遅くなったり)なら、足でリズムをとるだけでも効果があります。

「全くリズムに乗れない!」という方は「リズム感を鍛える」をご覧ください↓

リズム感を鍛える方法! 2か所で刻む練習
リズム感の鍛え方、トレーニング方法を紹介します。「リズム感がない」と感じている方、ダンスや楽器(ベース、ギター、ピアノ)で上手くリズムがつかめない方は是非ご覧ください。

テンポ60ができたら、「70」「80」と上げて「120」くらいまで。速弾きをはじめたばかりできれいに弾けるのは、テンポ120くらいまでではないでしょうか。

「140」くらいになると、右手と右腕、右肩に力が入りだします。心なしか姿勢も前かがみになって、身体全体がカチカチに。呼吸を止めたり、リラックスできていない状態は、速弾きにとって致命的。

ここが、上達の分かれ道です。右手が力みだしたら、一度練習を止めて「こら右手!脱力しなさいっ!」とカツを入れ、深呼吸。力まないテンポまで落として、「どうしたら力まないのか?」を30秒くらい考えて、練習再開。

無理の無いテンポに落として、改善してからの再チャレンジです。

左手のフィンガリング練習01

左手のフィンガリング練習(左利き用のギターは、逆)。

同じくテンポ「60」から練習していきます。

いかがでしょう?

まず、”くそつまんないフレーズ”で、すみません。
機械的、カッコよく言えばメカニカルなフレーズだと思ってください。

「さっきの右手練習よりも、リズムにノリやすい!」
と感じた方も、いると思います。そう感じた方は、左手のフィンガリングでリズムを意識しているということです。

加茂先生の教則本には「速弾きソロは左手でリズムを取れ!」と書かれていたので、それで良いのでしょう・・が、左右両方で意識できれば怖いもの無しです。

テンポ60ができたら「70」「80」と上げて「100」くらいまで上げます。「速弾き練習は初めて」という方は、テンポ60でもきついと思います。「ギター自体はじめて」という方で60を弾けたのであれば、天才です。どんどんテンポを落として練習しましょう。

テンポについていこうとして不自然な力が入ったままだと、上達速度はガクっと落ちます。「余裕で弾けるテンポ」でしっかりと脱力ができたら、テンポを上げて「無理なら戻る」の繰り返しです。

左手のコツ

左手のフィンガリングのコツは

とにかく脱力する!

指の筋力は、さほど重要ではありません。速くなればなるほど、押さえるのは一瞬。速度が上がると、指を動かす力だけで弦を押さえることができます。

バレーコードを押さえるときと同じような力を入れていると、指を壊します。テンポが上がるにつれて、指の力を抜いていきましょう。

理想の力加減は、ギリギリ弦を押さえることができるくらい。

弦を押さえる力がギリギリ”足りない”フィンガリング

弦を押さえる力が、”ギリギリ足りる”感覚をつかむのは難しいので、

弦を押さえる力が”ギリギリ足りない”フィンガリングをやってみましょう。足りていないので、極限まで脱力できます。

練習方法は、

「弦がフレットまで届かずに、ビリビリ鳴る程度で押弦を諦める」

という、いかにも脱力系。
力はそのままに、指を動かす速度を上げていくと「こんなに力を抜いても、弦って押さえられるのか!」と気がつくはずです。

また、押さえる意識が減った分、”指を戻す”方に意識を向けることができます。

変な癖がつかない程度に、試してみてください。

右手のピッキング練習02

再び右手のピッキング練習。
他の弦にも移動してみましょう。

同じく、テンポ「60」から。

ペンタトニック・スケールをなぞっただけの、クソつまんないフレーズなので、各自で練習フレーズを作ってみてください。

【C メジャー・ペンタトニック・スケール】をギター指板上で!
【Cメジャー・ペンタトニック・スケール】の構成音は[C,D,E,G,A]。ギター指板(フレットボード,フィンガーボード)上での音程、音名、階名、数字を紹介します。練習や確認に利用してください。選択肢から『スケール一覧』へジャンプします。

左手のフィンガリング練習02

左手のフィンガリング練習。
他の弦に移動してみます。

同じく、テンポ「60」から。

最初から、指4本の完璧な独立を目指すのではなく、とりあえず動く2~3本のレベルを底上げする方法をおススメします。

練習に対するモチベーションが上がります。指4本の成長を横並びで待つよりも、できる指は先へ進んだ方が、残った指のやる気も出るはず。

「指4本一緒に成長しないと意味がない!俺(私)たちは”仲間”だろうが!!」ドン!!

という考えの方は、2本の指で素晴らしいメロディを奏でる、ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt)に想いを馳せて。ついでに、ジプシー系のジャズ・ギタリストも聴いてみてください。

ビレリ・ラグレーンのカルテットが演奏する『Isn’t she lovely ?』がおすすめです。←動画の演奏はテンポ120前後。ソロ後半は16分を中心に、所々スピードアップ。曲や伴奏にもよりますが、120でもフレーズ次第(遅いフレーズと速いフレーズの組み合わせなど)で速く聴こえます。音楽は相対的。

ちなみに、遅れているやつを「ただ待つ」のが仲間ではないと、日本の素晴らしい漫画・アニメ作品は教えてくれたはずです。笑

クロマチック・トレーニング

クロマチック(半音階)のトレーニング。

この練習、めちゃくちゃ退屈です。
理由は、フレーズが音楽的ではないから。

4!=4×3×2×1=24通り
この数字を
1=人差し指
2=中指
3=薬指
4=小指
と考えて動かします。

1234のパターンを練習してみましょう。

『横移動』

 

『縦移動』

こんな感じです。繰り返しになりますが、つまんないフレーズなので飽きたらやめましょう。

”つまんない”は、成長の妨げになります。逆に”楽しい”は成長にとっても良いことだらけ。

両手で速弾き練習

実践的な練習。
右手と左手を合わせます。

テンポ「60」から徐々に上げていきます。

「ドレミファソラシ」と、スケールを上がって、下がるフレーズ。「CAGED」全てのポジションで練習してみてください。

指板(フィンガーボード)の音一覧!
ギター指板(フィンガーボード)の音名(CDEFGAB)、階名(ドレミファソラシ)、インターバル、CAGEDポジション一覧です。

つづいて「ドレミド」「レミファレ」のように、3度に上がって戻る練習と、その逆ver.。

途中でやめずに、どんどん上がっていっても面白いです。

動画で速弾き練習

(↑無料ソフトMuseScoreで音源出力)

無難なフレーズを紹介しましたが、すぐに飽きると思います。各自でフレーズを作ったり、教則本などを参考にしてください。↑の動画は、”テンポ120の8分音符”なので、実質”テンポ60の16分音符”と同じ速さです。

【C メジャー・スケール】をギター指板上で!
【Cメジャー・スケール】の構成音は[C,D,E,F,G,A,B]。ギター指板(フレットボード,フィンガーボード)上での音程、音名、階名、数字を紹介します。練習や確認に利用してください。選択肢から『スケール一覧』へジャンプします。

速弾きに関するあれこれ!

睡眠と速弾き

速弾きの上達速度は、一定ではありません。
前提として、知っておいて欲しいことがあります。

楽器上達は”寝て”待て

脳科学系の本によると↓


(Amazonリンクです)

人間の脳は、睡眠によって記憶の整理と定着をはかるらしいのです。

「ピアノを練習した”数日後”にもう一度弾くと、以前よりも上手く指が動いた!」という経験談が載っていました。

ギターでも当てはまります。寝ることで情報が整理されて、脳の神経回路がどうとかなって、”使いやすい情報”となり、成長します。

私も実際に速弾きの練習後、1週間ギターを全く触らなかったのに、以前の限界のテンポより「5」上げても弾けた!という経験があります。寝たおかげですね。テンポが遅いうちは、グングン成長します。

そういう意味で、速弾きにはある程度の期間が必要。イヤでも”コツコツ練習”しないと伸びない・・つらいです。

左手が右手に追いつく

最初のうちは、左手のフィンガリングよりも右手のピッキングの方が、速いテンポで弾けます。これが「第1段階」

やがて、左手のフィンガリングが右手を追い越す時がきます(おそらく)。これが「第2段階」

ここからが、速弾き練習の本番。ここまでは、比較的スムーズに(練習時間に比例して)成長するのですが、右手の成長は難易度高め。故障の原因にもなりかねないので大きな声では言えませんが、”脱力からの脱皮”が必要になる瞬間があるかもしれません。速弾きギタリストのライブ映像などを見ると、痙攣させるような弾き方も見られます。

奏法の研究

それでは、ドラムの方が(おそらく)イメージしやすいので、ドラムで説明します(笑)。

机を太鼓か何かだと思って、左右の人差し指16分音符を叩いてみてください。まずは、テンポ60から。

このとき、肘から先を棒にして(肘から先を曲げずに)叩いてみます。
余裕でしょう。

次はテンポ140
まだ、肘から先を棒にしてもギリ叩けるリズムですが、1分も続ければ腕が疲れます。更にテンポを上げ、かつ疲れずに(脱力して)叩き続けるためには、腕と手首を使用しなければいけません。

次は、できるだけ楽な方法でテンポ150を叩いてみてください。手首の使用はもちろん、中には「腕は4分音符のタイミング(1拍につき一回)で動かし、腕の勢いを利用しつつ、16分音符(1拍につき4回)は手首や指で刻む」など役割を分担させた方もいるでしょう。

次は、できるだけ楽な方法で2拍目頭にアクセントを付けてみてください。おそらく、2拍目頭で(自然と)より大きく腕を振り下ろしているはずです。腕を利用すると、(大きな筋肉を使うため)手首より楽に大きな音が出せるからです。

このように、テンポやフレーズによって楽な弾き方(叩き方)があります。また、ある程度のテンポまでは「間違った(合理的でない)奏法」でも弾けてしまいます。

しかし、例えばドラムの場合、テンポ200を越えてくると(とスティックのバウンド)を積極的に活用しなければリズムキープは困難になります。楽にキープできなければ、BPM200の曲で8分音符ハイハット(片手)を4分間刻むことができません。

中には腕だけで200を刻める方がいるかもしれませんが、(漫画のような)腕の残像が見えるでしょうし、ましてや脱力なんて不可能。他にも「回転を利用する」などドラムにはいくつかのテクニックがありますが、その多くは「単に動かす速度を上げていく(何も考えない)練習」では気がつきません。

自分なりのフォーム研究・試行錯誤のはじまりです。このタイミングで教則本に手を出す方もいるでしょう。←過去の私です。

フレーズによって弾き方を変える必要も出てくるので、教則本などでポイントを押さえ、ゆっくりと上達していくしかありません。変なクセがついてしまった方は、修正に時間を取られます。

右手が追いつくまでは、アンプを歪ませてハンマリング/プリングで弾くのも良いですが、やはり「フルピッキングでも弾ける」ようになりたいのが、ギタリストの本音。時間をかけて、育てていきましょう。

速弾きの基準

速弾きの基準。もちろんフレーズによりますが、あえてテンポで決めるなら、BPM「160」あたりから”速弾き”と言えるでしょう。

何故なら、X JAPANの『紅』が大体それくらいだから。90年代後半~00年代前半あたりにギターを始めたギタリストの間では、『紅』のソロが速弾きの入口みたいなところがあります(少なくとも私の周りでは)。※ちなみに、『紅』ライブver.では、YOSHIKIの加速が”習わし”ですので注意してください。笑

極める人はBPM「200超え」という領域に向かって疾走するわけですが、一般的に「160」を安定して弾ければ、”一瞬だけ”(1小節程度)なら「180」を弾ける可能性もあるわけで・・。安定してBPM「180」を弾けるようになれば、普通の曲(J-POPなど)で困ることは無いでしょう。

また、相対的に考えるなら16分音符が”速弾き”とも言えます。8ビートの曲であれば、16分は伴奏の倍の速さなので、曲の中では”速弾き”です。

※余談ですが、私の感覚では「ドラムでBPM200、16分音符連打(シングルストローク)」と「ギターでBPM150(160いかないくらい)、16分音符スケール弾き」の難易度が同じくらいです。ドラムはギターより簡単で(J-POP完コピの難易度が低く)、ギターと同じくらい面白いので、興味がある方は是非!←たいこ布教活動

おすすめの速弾き教則本

速弾き練習本で有名なのは『地獄の・・』シリーズ。

クリックでサイトへ

地獄シリーズは、フレーズ本です。

速弾きのテクニックやコツ、細かい解説などに関しては↓がおすすめ。

クリックでサイトへ

有名な加茂フミヨシ先生の本。とにかく、解説に説得力がある。ただフレーズをボン!と乗っけるのではなく、丁寧な解説で正しく導いてくれるので、おすすめの一冊です。

※次ページにつづく

コメント

  1. ぶきっちょおじさん より:

    2ヶ月ほど前から拝見させてもらってます。非常に興味深い内容の記事で楽しく読ませて
    頂いてます。
    自分はギター歴30年ほどなのですが(2~3年弾いてない時期ももちろんありますが)
    速弾きがどうにも苦手で♪=150の16部音符位上で弾けたことがありません。
    ライトハンド、左手のフィンガリングのみ、右手で開放、単音のみの場合は♪=200近くまで弾けるのですがどうしてそうなってしまっているのかがこの記事を読むことによってなにか光明のようなものを見た気がします。もっとゆっくりフォームを確認して練習する時間の割合を増やしてみようかと思います。さらなる楽しい記事を期待しています。

  2. BOB より:

    はじめてコメントさせていただきます。
    私はB’zが好きで昔からコピーしてたのですが、早いところになるとついていけず、いけたとしても安定て弾けなくて簡単な曲しかやっていませんでした。
    しかしあるとき一念発起し、「さまよえる蒼い弾丸」という曲のソロをそれはもうその部分だけ一日2時間以上はやっていました。練習方法としては、音源をPCでスピードを落とし、半分、60%、65%と時間をかけてちょっとずつ早くしていくというものでした。
    しかし、どうしても70数%を過ぎたあたりからついていけず、2週間以上やっても無理でした。いろいろ悩み、それこそ「地獄のメカニカル~」の本も2冊だったか買って練習していたのですが、ある日本当に嫌になってしまい途中で投げ出してしまいました。
    それからほとんど、今年に入ってからは数える程度しかギターを触っていないと思います。
    はじめてこのサイトを訪れ、筋肉ではなく神経、力を入れるより抜く、という考えかたは自分はなかったなぁと気づかされました。
    また少し頑張ってみようかと思います。
    ありがとうございます。

  3. 匿名 より:

    上記コメントを書いたものです。失礼しました。思うようにいかずイラついていました。
    『速弾きの習得は継続と分析が大切で、魔法のような上達方法は無いと感じています』
    では、とりあえず、だまされたと思ってやってみます!
    メトロノーム使ってどこまで変わるか3ヶ月後変わったら報告します!
    筋力ではなく神経ってのがどのようなものなのか実践してみたいと思います!

    • まさとみー masatomy より:

      お気になさらず。
      神経は脳神経のことです。「成長のポイントは神経なので、握力鍛えても(変な器具使っても)あんまり意味無いよ」「脱力しても弾けるよ」と伝える意味で書きました。左手より右手(利き手)の方が箸を上手く扱うことができるのは、筋力によるものではありません。練習することで神経回路は作られます。もし速く動く理由が筋力だけなら、体重を支えることのできる足の指だって(練習せずとも)手の指並みに速く動かせるはずです。

      試しに左右の手で、人差し指と中指を交互に、机にコツコツしてみてください。おそらくまだ右手の方が速いのではないでしょうか。私の過去の目標の一つが「弦を押さえたこともない右手に勝つ」でした。参考まで。

      ものすごく単純に考えると、指2本でBPM160の16分音符を机で叩ければ(利き手ならすぐできると思います)、指板上で指3本使うと考え3/2倍でBPM240のポテンシャルが既に(利き手には)あると・・※実際には薬指・小指が激遅なので、特に薬指を鍛えないと全体の速度も上がりません。「どの指が足(手)を引っ張っているのか」に気付くだけでも、成長速度が変化するでしょう。

      3ヶ月しっかり練習すれば左手(フィンガリングのスピード)は成長します。いろんなフレーズを練習すべきですが、最初のうちはフレーズを絞って「成長する(速くなる)感覚」を掴んだ方がモチベーションが上がります。BPM記録も同じフレーズで。あと成長した経験(実感)が無いと良し悪しがわからないので分析もできません。最初はメジャースケールの上下、6→1弦、1→6弦程度の短いフレーズがおすすめです。

      BPMは毎日「限界+?」に何度かチャレンジ。限界超えなので当然弾けませんが、(壁を越えようとする感じが)脳に負荷をかけるので効果的な気がします。BPM160(16分音符スケール上下)なら1~3年くらいでしょうか。頑張ってください。

      • キャップ より:

        返信ありがとうございます。
        実は20年近くギターは弾いていて、以前はMrBIGやインペリテリの17チキンレベルまで弾けていたんです。アウトサイドでなく難しいインサイドピッキングからのはいりでオルタネイトBPM160の1弦三音の階段フレーズ(ドレミファ、レミファソ・・・もしくはダウンからのミドレミ、ファレミファ・・・という感じです)ができるのが自分の目安でした。ですが3年前に脳の病気(統合失調)にかかり全く手首や肩周りが動かなくなりました。脳神経がいかれると体の背中から手首までちがちのロボットようになって動けない状態で3年たちやっとある程度のレベルまで戻って健常者と同じようになりました。ですがやはり以前のように手首が動かせません。神経を行き渡せるためにいろいろやっても効果が出ないため筋トレをしてみたりして肩の筋を痛めてしまったり今でも重いものはあまりもてませんし、手首をスピナーという遠心力を使う筋トレ道具で鍛えたり、ピアノの神経を科学する本を読んでみたり病院に行って聞いてみたりいろんな努力を重ねてきました。以前通りとはいきませんがマヒした感覚は今はなくなってはいるのですがどうしても元のスピードには戻れなく、今はカッティングの根性練習(ガルネリウスのSyuさんがやっている練習)をひたすらやってみています。なぜか指先だけはしっかり動くのでフィンガーピッキングだけはうまく弾けたりしてます。速弾のための脳神経を鍛える方法が他にもあるようでしたらまたご教授ください。よろしくお願いします。ありがとうございました。

        • まさとみー masatomy より:

          そうでしたか。
          キャップさんはギター歴20年ということで、(00年代から始めた)私より先輩です。

          脳神経の知識は、池谷裕二さんの著書から得たものです。脳神経を”鍛える”ことについて書かれていましたが、キャップさんのように元々鍛えられていた脳神経を”復元(再生?)する”ことには触れられていませんでした。

          「損傷により失われた機能を、他の脳の分野が補う」という話を聞いたことがあります。医学の知識が無いもので無責任な事は言えませんが、現に一部はある程度動かせるレベルまで戻ったということですので、速弾きの方も回復する可能性はあるでしょう。

          あと指先は動くということですので、右手だけですが、ピックを指で動かす技術を極めるという選択肢も(こんな感じです→「https://youtu.be/uGbMEPhl7rg?t=5m5s」)・・。
          お役に立てず、申し訳ありません。

          • キャップ より:

            いろいろアドバイスありがとうございました。頑張ります。

          • キャップ より:

            今年に入り薬を変えてみて、うつ病の薬の作用ででるアカシジアなど(薬が効きすぎて出る筋肉のこわばり)を抑えるパーキンソン病予防の薬が加わるとやはり動くようになってきました。今は2週間ほど1弦解放の連弾でBPM176で45秒が限界ですが。
            2週間でBPM160からそこまで持ってこれたので半年程頑張ってみます。体が温もればキープできるスピードが左手だけはBPM200近いスピードでレガートは弾けるので、右手と脳神経と肩や胸、腕や手首の筋肉のつながりをメトロノームで上げていってみます。うつ病、統合失調、そういった病気にかかって思うように動かせない人の参考になれば幸いです。5分椅子に座ってギターを抱えるだけから初めて4年がたちます。どうにかなるものですね。頑張ります!

  4. 匿名 より:

    他人の動画に打ち込み音源。
    そんなのいらないんで、上記に書いてることやって弾けているあなたをUPしてホントにこの練習が速弾きに意味があるのか証拠を見せてください。
    いってることはどこも同じではっきり言って説得力ないです。

    • まさとみー masatomy より:

      動画も画像も音源もアップ致しません。
      管理人がインターネットにおける個人情報に敏感な世代なので、ご容赦を(※他の媒体で音源等UPしていて、このサイトと関連付けたくないという理由含む)。このサイトは、勝手気ままにギターに関することを書くというスタンスで緩く続けています。

      ”説得力”といいますか・・どんな練習でも、試して「自分には効果が無いな」と判断されたなら、他の方法に切り替えることをおすすめします。”他人の動画”はモチベーションUPのため。練習に”証拠”が必要であればDVD付属の教則本をご参考に。今の時代、YouTube等無料でも価値ある情報にたどり着けるはずです。

      速弾きの習得は継続と分析が大切で、魔法のような上達方法は無いと感じています。記事に書いてあることは「遅いテンポからだんだん速く」「つまづいたら自己分析」という基本的なことと、ちょっとしたコツです。具体的な練習フレーズは教則本を参考にしてください。

      あと、ものすごく余計な(挑発的な)ことを言うと、記事の目標は「BPM200超え!」「6連符でガンガン弦移動」ではなく「160程度で16分音符スケール弾き」なので、正直、特別何か意識しなくても、継続して練習さえすれば達成できるレベルでしょう。高みを目指すなら、加茂先生の著書を是非。あなたが速弾きを習得された暁には、是非効果のあった練習法をご教示ください(コメントに)。参考にさせていただきます。

      最後に、記事のせいでイライラさせてしまったのなら申し訳ありません。
      練習は楽しんで!

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