作詞のコツ20コcry! 初心者が書いた12の歌詞

作詞初心者です。

何冊かの本を読み、とりあえず12曲書いてみました。初心者の私が「これは良い!」と感じた作詞テクニックやコツ、書いてるうちに発見した作詞法を紹介します。鮮度は抜群。完成度は・・うん。

初心者が作詞した12曲!

素材として使用したのはテレビアニメ『ひだまりスケッチ』。1話見て、癒されて、書いてを繰り返し、12曲書きました(1番のみ)。1話から順に書いたので、徐々に成長・・はしてないか。

作詞した12曲」←記事リンクです

「何この歌詞、チョーキモイんですけど」と感じた方は、以下参考にしないでください。チョーキモイ歌詞を書くことになります(※素材とテクニックに罪は無い)。

「何この記事のタイトル、チョーダサイんですけど」と感じた方は、引っかかりましたね。”ダサいタイトルで記事を開かせる”テクニックです。←うそ

作詞するその前に!

作詞に関する本は、作曲本に比べると熱量がすごい。「歌詞なら簡単に書ける、なんて思うな!」「ヒットするのは一握りだ!」「テクニック化された時点で、もう古くて使えない!」など。全ての道は、松岡修造に通じていたんですね。

☆「ハードル0」からのスタート☆

私は「”歌詞なら簡単に書ける”と思うな!」の意見には反対です。初心者は「歌詞書くなんて、楽チンじゃん!」と楽に考えたほうが、ペンが進みます。「ナメてかかろう」ではなく「リラックスして」。ハードルを設定する修行は、後々に。

☆「深い歌詞」はまた後で☆

“深い”が何を意味するのか意見が分かれますが、以前取り上げたAimerの『蝶々結び』はその一つかもしれません。

『蝶々結び』の歌詞を考えてみました。Aimerが歌い、RADWIMPSの野田洋次郎が作詞/作曲したというこの曲。私、気になります!

最近チャレンジした「BUMP OF CHICKEN」や「RADWIMPS」も歌詞人気が高いイメージ。「いくつかの捉え方・解釈ができる」「深い(容易に見つけられない)意味がありそう」な歌詞。

他にも、
・大人っぽい。
・反道徳的(常識とは逆)なのに共感。
・暗い(マイナス)、けど美しい(プラス)。
・哲学、宗教っぽい。
・芸術っぽい。
・思いつかなかった言葉で、的確に代弁。
・初めて出会う考え方(価値観)。
・とにかく自分の心(の深い所)に到達した。

まだあると思います。
が!そんなもの、初心者が1時間「うーん」と考えたところで、作れないと思います。懲りすぎない作詞からはじめましょう。私が目安にしているのは、30分です。

あと、そもそも「深い(深そうな)歌詞を書きたいのか。好きなのか」という話。歌詞に求めるモノは人それぞれ。ちなみに私は「独自ルールで遊んでそう」な歌詞に惹かれます。「相対性理論」の歌詞とか(やくしまるえつこさんの歌声とか)大好きです。

☆テクニックは、その都度選択する☆

「サビは簡単に。みんなで歌えるような感じ」など、作詞本にはいろんなテクニックや作詞法が紹介されていましたが、必ず守らなければいけないルールではありません。

行き詰ったら、良い感じのテクニックを選択する」くらいが、丁度良いでしょう。私は「この曲では、このテクニックを使おう!」と作詞前に2つくらいテクニックを選んで、書いていきました。

作詞は、作曲より自由度が高い
曲だと「自由に作る!」と言っても、調性やコード進行など、ある程度パターン化されています。そして、そのパターンを外して”良い感じ”に聴かせる為には知識が必要。しかし、歌詞は言葉です。文法を守っても良いですし、完璧に無視しても構いません。結果に満足できれば。

楽にいきましょう!

作詞のコツ!①

それでは、作詞していきましょう!

※本から得たテクニックは、都度出典を記載します。また1万字を超えたのでページを分けました。このページは「作詞のコツ①」です。

★テーマ、ストーリーを考えるコツ★

なんといっても、まずはテーマ。「何でも良い」と言われても困ります。

ただ、私は「何でも良い」という言葉をそのまんま受け取り、テレビアニメ『ひだまりスケッチ』をテーマにしてみました。

●とりあえず書き始める

・主人公、登場人物の設定
・お話の世界観
・何を伝えたいのか?
・誰に聴かせたいのか?
・誰の視点で書くのか?

など、意識するポイントはいくつかありますが、とりあえず書き始めてみるのがコツです。

私は1曲目(設定は冬)の1行目に「まだ秋だ 何も思いつかん」と書きました(※すぐに修正)。

●(仮)で考える

書いている途中に「他のテーマ、物語」が浮かぶことがあります。それも、かなりの確率で。テーマは(仮)で考えていいでしょう。

●「熱量」は適切か?

思いどおりに作詞ができる本のテクニック。

「私の歌を聴けー!」という気持ち、「空前絶後の歌詞を書きたい」思いが強くなりすぎて、熱量が多すぎる「うざい歌詞」を書いてしまう・・というのが、作詞あるあるの1つだそうです。

テーマや物語、歌詞に合わせて、適切な熱量を意識してみてください。曲(と歌手)の温度が高くても、歌詞は意外に冷静な曲もあります。

●「キーワード」を別の角度から眺める

「キーワード」を別の角度から眺めてみる、という方法を思いついたので紹介します。

やり方は
①キーワードを書き出す
②そのキーワードに至った背後の物語を一旦消す
③そのキーワードを別の角度から眺め、他の材料を探す

です。

例えば、私が「ひだまりスケッチ」第8話で書いた『One more day』。8話は「小説家の沙英が締切の日を向かえ、編集さんから逃げる(隠れる)」というお話でした。

ここから「もう1日だけ」というキーワードが浮かんだのですが、「(もう1日だけ)待って欲しい。明日には書き上げるから。」というバックストーリーを、一旦消します。

そして別の角度から眺めると、

・(もう1日だけ)あなたといたい
・(もう1日だけ)遊びたい
・(もう1日だけ)しか残っていない
・(もう1日だけ)遅かったら、今頃は

のように、いくつかの材料ができました。
その中から「(もう1日だけ)あなたといたい」を採用し、以下のような歌詞に↓

表せない 言葉には
はじめての 思い出に 勝てないの
だけど今は 書ける気がするわ
あなたと二人 One more day

『One more day』のサビ

あなたと二人 One more day(もう1日)」過ごせたら「書ける気がするわ」。

2つ以上の意味が絡むと、気持ち良いです。

●「連想」する

作詞において基本的なテクニック。

例えば、私が9話で書いた『裏新宿の狼』。裏原宿ならぬ裏新宿というタイトルは、9話に登場する岸ちゃんの、自主制作映画のタイトルです。劇中(1期)で内容は一切出てこなかったのですが、タイトルが面白かったので連想してみました。

「裏新宿」→歓楽街→夜のお店→ホストクラブ
「狼」→肉食、性欲、童話(狼少年、三匹の子豚、赤ずきん・・)、オス

ホストクラブ+狼+赤ずきんを
裏新宿と混ぜ合わせて↓

『裏新宿の狼』

(※Aメロ)
ここはもう2年 噂にも慣れた
2周目の遊び 友達ごっこ

今週末の おつかいは
おめかしをして 裏新宿

(※Bメロ)
鮮やかな星 愛のせせらぎ
これが噂の 欲望の森

見つけた小屋 そっと覗くと
ヒツジの皮が よく似合う狼(ひと)

(※サビ)
なんて大きなお耳なの
もっと聞きたいな 君のこと

なんて大きなおめめなの
君の目は何故 笑ってないの

なんて大きなおててなの
左手出して 「しあわせ」

なんて大きなお口なの
それは君を 食べてみたいから

この曲に関しては、赤ずきん物語を検索する時間含め30分以上かかりました。物語系は、世界観の構築に時間をとられます。

サビは、狼(ホスト?)と主人公(女性)の掛け合い。デュエットしても面白いかもしれません。

「左手出して しあわせ」の歌詞は、お仏壇CMのアレンジ。アダルティな世界観に子どもっぽいネタを入れ、童話感と絶妙な”ダサさを演出”しています。笑

●キーワードで二次創作

日常系アニメの長所「すんごい事件が起こらない」。日常系アニメ嫌いの方にとっては、短所とも言えます。普段はニコニコ癒されるのですが、歌詞を作る上では苦しみました。

なんとか無理やり物語を作るときのコツが、「キーワードで二次創作」です。キーワードから完全オリジナル物語を作るのではなく、あくまで原作の要素も残した二次創作を意識するところがポイントです。

例えば、私が5話で書いた『38度世界』。5話では、主人公のゆのが風邪を引くという事件は起こるのですが、彼女の”夢の中”の描写が多く、困りました。

物語をつくるため、5話に出てきたキーワードを書き出し「冬、雪、風邪、38度、リンゴ・・」。これを基に、考えていきます。

まず、(二次元界では平安時代『鳥獣人物戯画』より受け継がれし)擬人化を用い、リンゴを主人公に設定。あとは、残りの風邪、冬、あたりをくっつけて・・「冬、赤くなったリンゴが、風邪、熱、恋でさらに赤く」という話を妄想。できた歌詞が↓

『38度世界』

(※リンゴパートA)
月明かり 悩む リンゴは 夜と雪に つつまれて
微熱に 色づき変わる この身を 恥じながら
このまま 時よ止まれと 祈ったの

(※サビ)
赤い赤い頬 熱帯びて
あなたの手が そっと触れる

言葉より早く伝わる
このまま 一緒に 38度世界

(※リンゴパートA’)
月夜に 悩む リンゴは 夢のまま 決してさめぬよう
うつせぬ 想いと知りこぼす この実よ 割き乱れ
あなたのくちびるに 濡れたい

※サビ

・思春期の体の変化(赤色)に恥ずかしさを覚えるリンゴ。
・好きな人はその赤に惹かれた。
・風邪、熱、照れでより赤く。
・熱が伝わる→想いは?
・果ては・・。
このように、妄想を膨らませました。

「こんな(キモイ)歌詞、無理!」という方は、”萌え”を受け入れるところから始めてください。日本の闇であり、光です。笑

小さなこだわりポイントとして、「さめぬ」は”覚めぬ”と”冷めぬ”の意味を持たせ、ひらがな表記。「割き乱れ」は、耳で聴いて「咲き乱れ」、歌詞カードを見て「割き乱れ」に気づく、という遊びを入れました。

あと、書いているときに気付いたのですが、リンゴは擬人化(特に頭部)に向いています。ブドウやバナナだと「頬に手が触れる」がしっくりきません。

あともう一つ、途中「シミできる前に塩つけて」という歌詞をひらめき「なんとかねじ込めないか」と真剣に悩んでしまったのですが(練習なのでむしろ良いんですけど)、テクニックの無駄遣いは逆効果。「”好き”より”巧い”を優先したくなる」のは、初心者あるあるなのかもしれません。

●エピソードを盛る

私は『ひだまりスケッチ』からヒントを得ましたが、エピソードをそのまま使ったのは2つか3つ。残りは手を加えたり、全く関係ないストーリーを書きました。

「書きたいエピソード」をそのまま歌詞にするだけでなく、足したり引いたり、装飾するのと面白いです。

私が10話で書いた『二度湯~未完成な今~』。10話は、前半に「やまぶき祭」があり、残り半分以上が「入浴シーン」という回でした。主人公ゆのの展示作品『文化祭の準備(描きかけの画)』と「銭湯」は書きたかったのですが、この2つがつながりません。

そこで、「ゆのの画」を描いた宮子を登場させ、あれこれ装飾、お話自体も妄想で盛りました。

だいたいの設定は、
ゆの:未完成の画→”今”を描けない(描きたくない)、人の目を優先、過程を肯定したい(知って欲しい)自分、”夢”が目的化、価値を未来に置く。

宮子:ゆのの画→”今”に価値を置く、不完全なもの(ゆの)の美しさ、自分に無いものに惹かれる、自分の目が優先、過程は楽しい。

すると、なんとなくイメージが膨らんできます。矛盾がどうとか、細かいことは一旦置いて・・できた歌詞が↓

『二度湯~未完成な今~』

(※Aメロ)
「好き」 ってキミが言ったこの画(え)
目をそらしてはにかむ 本当は
まだ描きかけなんだけど

まだ 見つかってないんだ
空白を埋めるもの 未完成
キミは何を見つめてる?

(※Bメロ)
行こうか 常夜灯 回る影
白い息の 煙突 

指差し嬉しそうに 消えてゆく今を見つめてる

(※サビ)
明日になっても 今日ならいいのに
思い出が 冷めないように
大切に つかってくよ

今日の「ありがとう」 あふれちゃう前に
ためてた湯 もう一度だけ 

温めて 明日(あす)からはきっと

「画と風呂」つながったと思ったのですが、こう見ると微妙です。くやしい。内容が複数(未完成の画、価値観の違い、銭湯、二度湯)になったのも、中途半端になった理由の一つでしょう。つめ込みすぎました。

●書いた後で、悩む

不思議なもので「既にあるものを編集する」と、面白いアイデアが浮かびやすい。

「クソつまんねぇ」歌詞でもとりあえず書いてみて、「俺(私)ならこうする」「あ、全く違う話思いついた」と自身に突っ込みを入れながら、試行錯誤してみてください。結果、原型が全く残らないケースもありますが、それはそれで。

※次ページ「作詞テクニック&コツ②/歌詞分析/おすすめ作詞本」

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コメント

  1. さく。 より:

    こんにちは
    さく。と申します。
    記事を初めて拝見しました。
    役に立ちました。

    歌詞を載せておきます、見てくれるととても嬉しいです。
    (水と人間は何となく似ているなと思って書いてみました。)
    水人間

    広がらない僕の考えも
    繋がって流れた安心も
    生きるための命綱なんだ

    どれだけ 僕が 使いやすい物になっても
    誰もがきっと 満足をしないだろう
    どれだけ 僕が 辛く悲しい気持ちに浸っても
    僕だけできっと 全て溜まって蒸発しないだろう

    個体→液体→気体

    と、状態変化したって

    変わらない質量と僕の根心さ

    もういっそ
    フワッと消えて 見えなくなって
    宙を舞って 栓を閉じようか
    まあそんなことしたって
    形が変われば 元通り
    「ねえ君は私に何を望むの?」って
    問いを投げたって 返ってくるはずもなくて
    同じ色で流がされるだけの生活に
    元通りになる  だけさ

    あぁ どれだけ考えて考えて考えても
    どれだけ変化して見た目が変わっても
    そう 意味の無い山を超えても
    泣いたって泣いたって泣いたって
    隠された透明な表情さ

    でも でも でも……。

    もういっそ
    フラット消えて 姿も変えて
    自分の氷を 形作ろう
    「まあそんなことしたって
    意味が無い」
    なんて 笑いながら生きていることを
    いつの間にか好きになっていることを
    見つけられないままの自分に
    笑っているくらいがいいと思った  だけさ

    • masatomy より:

      『水人間』歌詞拝見しました。( ̄∇ ̄)b

      • さく。 より:

        ありがとうございます。
        差し支えなければ、感想頂きたく思います。

        • masatomy より:

          求められたので私の感想を。
          タイトルで、すごく面白そうだなと感じました。
          ただ「(タイトルを超えるくらい)耳に残る何か」が歌詞に無いかなと(私は)思いました。

          作詞初心者の私が偉そうなこと言えませんが、私なら『水人間』というタイトルを歌詞(たぶんサビ)に入れます。私の作詞した『38度世界』で、サビの最後に「38度世界」を入れていますが、あれは「存在しない単語(造語)なので、耳に残るに違いない」と信じて入れました。

          私は仮のメロディを頭の中で鳴らしながら、作詞しています。実際にメロディにのせて歌ってみると「文章みたいで音的に面白くないな」などの気付きもあるのでおすすめです。

          『水人間』歌詞の内容に関しては「わからせたい」のか「わからせたくない」のかがわからないので、何とも言い難いです。「よくわからない感じを楽しんで欲しい歌詞」ではなく「内容に共感して欲しい歌詞」なのであれば、もう少しわかりやすく(伝わるように)書いた方が良いのかなと思います。

          「めっちゃわかる!」の部分があるからこそ「この部分はわからない。でも何か深い意味がありそうだし、もう一回聴いてみよ」と、リスナーを引き付ける力が生まれるといいますか・・・感想はそんな感じでいかがでしょう。

  2. 鬼尹塚 玲羅 より:

    こんにちは
    玲羅と申します
    二次創作の名目で小説を書いています
    この間まで、小説の為に作詞していたのですが、10日たち、新しい曲を作ろうとしたら謎のスランプに、はい、とても役にたちました。
    ありがとうございます。

    スランプ前の歌詞を載せておきます
    見てくださると嬉しいです

    ほら 扉を破って
    そう 前に進め
    目指す場所は
    遠く 一歩踏み出して
    前へ前へ
    絶望に飲まれて終わないように

    空にかかる虹を見つけ
    そこに向かい
    走っていく場所に
    気づいた日から
    隣を走る君は
    僕を必ず信じてくれると
    思ってた

    一本のカッターと
    一つの悲鳴で
    絆は脆く
    壊れてしまった

    泣き叫ぶ心を
    押し殺して光を求め進むのさ

    手を伸ばせば
    近くなるはずの
    想い出は
    逃げて(逃げて)
    闇に沈む心
    どうか(どうか)
    私が消えてしまう前に
    その前に(その前に)僕を見つけて
    たすけておくれよ

    闇に光る心一つ
    もがくように
    消えて行く酸素は
    気づいた日から
    隣にいるはずの君は
    切りつけてくると
    知ってた

    一つの嫉妬と
    一つの心で
    心は脆く
    錆び付いてしまった

    裏表心を
    押し殺して光を求め進むのさ

    手を伸ばせば
    伸ばすほどに
    絆は
    消えて(消えて)
    黒に染まる心
    いつか(いつか)
    貴方と笑い合う
    それまでに(それまでに)
    僕を信じて
    見つけてください

    キエナイ
    クライ
    過去が

    僕の
    体に
    刻み込んだ

    傷と
    痣と
    運命を

    ノミコンデ
    キエタ

    寄り添う
    二人
    手を重ね

    空の海へ

    手を伸ばせば
    近くなるはずの
    想い出は
    逃げて(逃げて)
    闇に沈む心
    どうか(どうか)
    私が消えてしまう
    花が咲く前に
    見つけ出して
    助け出して

    この手を握ってよ

    一人称は僕ですが、一応、裏切られた女の子の話を題材に作ってあります
    どうでしょうか?

    • masatomy より:

      コメントありがとうございます。
      感想を求められたので私の感想を。

      私は詞の内容より「音」と「ルール」で遊んでいる歌詞に惹かれます。その点で物足りなさを感じました。

      例えば「虹」に向かって走るのに「手を伸ばせば近くなる」のは虹ではなく「想い出」など、言葉の繋がりが弱く、書いた本人にしかわからないリスナー置いてきぼりの箇所が多いなと感じました。

      「僕を見つけてたすけて」のセリフを「隣を走る君」に言ってるのだとしたら「隣にいるのに?」と一瞬戸惑います。

      あと「手を伸ばせば近くなるはずの想い出」とありますが、前に進んでいる(進みたい)のだとしたら「想い出は逃げて(遠ざかる)」でむしろ良いはずです。「手を伸ばせば近くなるはず」の歌詞は良いなと感じるので、(私からみて)あまり活かしきれていないのは残念です。

      面白いなと感じたのは「闇」と「もがく」と「消えて行く酸素」の組み合わせです。私なら「闇の中でもがく→希望の光が見える→光へ近づく(光で燃焼)→酸素が無くなる(絶望)」と「一瞬希望が見えてからの絶望」の展開にしたいなと思いました。中途半端に”希望(光)”をチラつかせて終わるより、結末は”絶望(闇)”にする。もっと言えば「闇(絶望)を美しく描きたい(V系っぽく仕上げたい)」です。

      詞の内容(テーマ)に関して私はあまり興味が無いので「主人公は苦しんでいるんだな」くらいのことしか言えませんが、お許しください。おそらく私と鬼尹塚玲羅様は、好きなポイント・方向性が違うのだと思います。お気を悪くなさらず。
      これからの創作活動応援しております。