買ってよかったギター教則本! おすすめの[14冊]+α

独学ギターといえば、教則本。
私が「買ってよかった」と感じた本を紹介します。

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※全くのギター初心者の方は、「ギター入門書」あたりから始めるのもアリです。入門系の本なら、周りの経験者から譲ってもらえる可能性も。

それではいきましょう。

【ギターの基礎系】

『一生使えるギター基礎トレ本 ギタリストのためのハノン』

渡辺具義(著)

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この本を最初に紹介する理由は「これ1冊で大体のことがわかる」から。「ギタリストのためのハノン」の名にふさわしい内容。左手の運指からはじまり、右手のピッキングにストローク練習。ポジションを使用したスケール・コード練習で、指板と音の把握を徹底します。

同じ著者の本を5冊ほど買いましたが、最初に手にするなら、この本がオススメです。

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「ギターの基礎系」の、その他良書を紹介します。

いちむらまさき『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』

内容は題名の通りなのですが、この本を読むときは「この練習は一体、どんな効果があるのか?何の成長を狙ったものなのか?」ということを意識すると、より効果が得られると思います。

読者レビューにある「フレーズがカッコ悪い」というのは否定できませんが、練習用のフレーズだと割り切り、むしろフレーズに隠されたポイントを探しながら、練習してみてください。

【理論系】

『ギターで覚える音楽理論 確信を持ってプレイするために』

養父貴(著)

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間違いない1冊ですが、「理論を学ぶのは初めて」という方には少し難しいかも。ちょっとかじったことのある方や、「忘れたけど、さっと思い出したい」という方には、こんなに上手にまとめられた本はない。

私もよく開きます。

『最後まで読み通せる音楽理論の本』

宮脇俊郎(著)

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めちゃめちゃ簡単。入門者にはうれしい1冊。
正直、私が読んだ時は全て知っている内容だったので、最後まで読んでないです。”おそらく”最後までわかりやすい。

宮脇俊郎さんの本なので、間違いないはず。

『ザ・ジャズ・セオリー』

Mark Levine(著)/愛川篤人(訳)

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理論と実践のつながりが、具体的にみえる一冊。
ジャズ向けですが、おすすめです。

とにかく例が多く、例えば「マイナー・メジャー・コード」だけでも

・Gigi Gryce『Minority』の4小節
・Horace Silver『Nica’s Dream』の3小節
・Billy Strayhorn『Chelsea Bridge』の3小節
・Wayne Shorter『Dance Cadaverous』の4小節
・George Gershwin『Summertime』の3小節

が紹介されています。

ある程度、自分で分析できる方は、この本を参考に独自のスタイルを作っていけると思います。英語版は半額なので、読める方はこちらを。

具体的な中身については『ザ・ジャズ・セオリー』について

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「理論系」の、その他良書を紹介します。

菊地成孔/大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校 上』 / 『憂鬱と官能を教えた学校 下』

読み物として面白い。現在のポピュラー音楽で広く使用されている「バークリー・メソッド」を、広い知識とユーモアを交えて掘り下げた1冊。簡単に理論を学んだ後で読むと、より楽しめます。

【コードブック系】

『ギター・コードまるわかりBOOK リアルに使えるコードワーク編』

渡辺具義(著)

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渡辺具義さんの本は、良書ばかり。指板を自由に動き回れない人、指板が見えない人には絶対読んでいただきたい一冊。ポジションごとにコードの押さえ方を示し、そのコードで使える音(テンションなど)、省略型、参考フレーズなどをまとめています。コードを”押さえる形”で把握する段階から、一歩進みたい方に。

『ギターコードまるわかりBOOK−フォームと進行の両面から迫る!』

渡辺具義(著)

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同じく渡辺具義さんの本。ギター初心者にわかりやすい分、『ギター・コードまるわかりBOOK リアルに使えるコードワーク編』より内容が薄いので、指板やコードをある程度理解されている方はそちらを。ギター初心者の方は、こちらもおすすめ。

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コードブック系の、その他良書を紹介します。

渡辺具義『ギタリストのためのオープン・コード事典』

ギターを始めたばかりの方が覚えたいコードは、この本の”2割程度”です。2割の根拠は、私がパッと開いたページで、よく使う押さえ方が(10個中)2個だったから。『オープン・コード事典』(※辞典ではない)のタイトルの通り、コードの押さえ方が900個も載っています。

もうある意味、これさえあれば他のコード表は必要ないとも言えますが、「コードトーンやコードの作り方」を知らない方は、まずは別の本で基礎を固めてください。「いつか使うかも」「コードの辞書として置いておきたい」と考えると、あって損はない1冊です。

【フォーム系】

『ギターマガジン グングンうまくなる究極のプレイフォーム』

宮脇俊郎(著)

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ギターにも、弾きやすいフォームがあります。プレイスタイルは人それぞれで良いと思いますが、変なフォームのせいで速弾きが弾きにくかったり、カッティングがやりにくかったりと・・損をするのは避けたい。

打楽器だと、ある程度正しいフォームで演奏しなければ、成長はおろかケガにつながります。「脱力」や「大きな筋肉」を使う方法。スピードに合わせて「ヒジ→腕→手首→指」のように体の動かす箇所を変えたりなど、基本的な奏法の習得は必須。

しかし、ギターは非効率なフォームでも「弾けてしまう」ので、フォームは軽視されがち。この本は、ギターで必要なほとんどのプレイ・フォームがまとめられています。私も「もっと前に読んでおけば良かった・・」と思った1冊。
↓が新版っぽいです。(おそらく)

【テクニック系】

『16ビートが身につく! ファンクで覚える大人のカッティング』

山口和也 (著)

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バッキングの基礎、カッティング。でも、「何を弾いたらいいかわからない」という方にオススメの1冊。「カッティング・パターン」「ノリの出し方・テクニック」「具体的にどの音を狙って弾くのか?」など、アイディアがまとめられています。

『良いカッティング 悪いカッティング』

宮脇俊郎(著)

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書かれている内容は、基本的なこと。しかし、基本が一番重要。独学ギタリストにはうれしい1冊。

「ピックの持ち方」「右手の振り方」「ミュート方法」など、フォームやカッティング全般に当てはまる”基礎”に焦点を当てています。ジャンルに合わせたフレーズ・アイディアやポイントなどもいくつか。
↓が新版っぽいです。

『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』

加茂フミヨシ (著)

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加茂フミヨシさんが教える”速弾き”。もう間違いない1冊でしょう。
速弾きにおいて「なんとなく速弾きができる状態」は危険。たとえば、”短い一瞬のフレーズ”や”スケールをなぞるだけ”なら速く弾けるという状態。それは、本当の意味での速弾きではありません。

この本では、正しく速弾きができるように順序立てて、練習メニューが組まれています。速弾きの定番と言えば『地獄の〇〇』シリーズですが、あちらは機械的(メカニカル)なフレーズ練習に向いています。
↓はDVD版。

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「速弾き」のその他良書を紹介します。

小林 信一『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ平成を生きるメンズのアニソン編(CD付) 』

『地獄の〇〇』シリーズは、フレーズ本だと私は思っています。コツやフォームなどの基礎は、↑に紹介した加茂フミヨシさんの本がおすすめ。

ちなみに私は、地獄シリーズは第1弾と第2弾までしか持っていません。
このサイト的に「アニソン編」を載せましたが、検索したところ「入隊編」や「ゲーム・ミュージック編」、「クラシック名曲編」など気になる作品が出ていました。「弾いてみたい!」と思った1冊から、手にとってみてください。

【フレーズ系】

『ギター無窮動(むきゅうどう)トレーニング 効果絶大のノンストップ練習』

道下和彦(著)

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夢中になって、練習しています。
ジャズテイストのフレーズを、ノンストップで弾き続ける。ただそれだけ。解説は特にないので、自分で分析する必要があります。

もう、めっさ楽しいです。タブ譜だと弾いている音がわかりにくいので、2回目以降は是非五線譜で。
内容↓

ギター無窮動トレーニング 効果絶大のノンストップ練習(CD付)

ギター無窮動トレーニング 効果絶大のノンストップ練習(CD付)

↓は「基礎」トレーニング編。

『ブルース・ギターの常套句200』

安東滋(著)

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ブルースこそ耳コピが当たり前のジャンルですが、本を使うことは悪いことではありません。ごちゃごちゃ言う人がいれば、その人よりギターを自由に操れるようになれば良いのです。笑

楽譜で見ると、気が付くことってたくさんあります。
ブルースなら、コレ。

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ブルース系の、その他良書を紹介します。

亀井たくま『4小節単位でブルース・フレーズのレパートリーが増やせる本 (CD付)』

ブルース入門者にとっては、良書だと思います。
実は私、ブルースを弾くのは好きなのですが、ブルースを聴くのはあまり・・。

ただ、個人的にGrant Greenとか好きなんです。サッチモの『St. Louis Blues』は何回聴いたか。ブルージーなジャズは別物・・怒られますね。

「ブルースって聴く音楽じゃなくて、弾く(歌う)音楽じゃないの?元々はアフリカ系・・」もっと怒られそう。でも、”踊るための音楽”、”暴れる(発散する)ための音楽”、”やばい薬・葉っぱを楽しむための音楽”だってあります。決められたコード進行でもがく、魂の演奏。私の中でブルースは、”演奏者が一番楽しめる音楽”。

歌ものなら、ゴスペルが好きです。聖歌(賛美歌)とゴスペル、人種と宗教。エボニー&アイボリー、インディアン、ユダヤ、カトリック、イタリア系、アジア系、メキシコ系、アラブ系、イスラーム・・差別に満ちた移民の国・・だからこそ?素晴らしい音楽が生まれた事実。彼らの言うソウルとは何なのか。

逸れましたが、本でブルースを学ぶのも悪くありません!

【音感系】

『全訳コールユーブンゲン』

フランツ ヴュルナー(著)/鏑木欽作 (訳)

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買ったというより、家にあった1冊。
コールユーブンゲン、音感トレーニングでは基本の1冊。やはり、歴史の中で残った本は良い。音源は別で用意してください。

『耳と感性でギターが弾ける本』

トモ藤田(著)

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トモ藤田さんはジャズの名門、バークリー大の先生。『Just Funky』のコピーは、私のカッティングプレイに大きな影響を与えました。

”ギターと音感”なら、この本がオススメ。難しいことは書かれていません。音大の先生らしく、正しく耳をトレーニングできる方法を、丁寧に説明されています。

以上です。この機会に本の整理もしたのですが、音楽系の本は絶版になるのが早いですね。良い本でも、中古でしか手に入らない本がいくつかありました。

良い本に出会った時が”買いどき”なのかもしれません。
ありがとうございました。