【レベル3】ギターをはじめて半年~1年
レベル3のポイント。
●J-POPのギターテクニック
レベル3の層が厚い。
ギターソロ(主に速弾き)を除くと、邦楽の大部分がレベル3に入るでしょう。「3か月練習すれば習得できそうなギターテクニック」盛りだくさん。
●耳に残るギターフレーズ
特に「面白味のある、エレキギターフレーズ」が入ったバンド曲を選びました。
「コードじゃかじゃか」や「パワーコード」「オクターブ奏法」「アルペジオ」といった基本奏法だけでなく、「耳に残るメロディライン、リフ」「ギタリストの色を感じるフレーズ」を弾きたくなるのが、ギター歴半年頃。
BUMP OF CHICKEN
バンプ。
エレキギターのパートをコピーしても良いのですが、あえてアコギパートのコピーをおすすめしたい。
ただコピーするだけではなく、「どのコードで、どのコードトーンを弾いているか?」「コードのつなげ方」など意識してみてください。
ベース音を半音でつなげていたり、コードが進行しても弾く音を固定していたりと、勉強になります。
ソロギターアレンジも、面白いかもしれません。
ソロギターに関して、以下の記事もよろしければ。
「ソロギターの作り方! 見知らぬ、和音」
『スノースマイル』指弾きの夜
(動画:MEMENTOMORI29さん)
ギター1本の魅力。弾き語りの楽しさがつまった曲。
「指弾き」がレベル3ポイントです。コードじゃかじゃかではなく、指でポロポロと奏でる弾き語りも乙なもの。夜、自室での演奏、窓から星なんか眺めちゃったりして、雰囲気抜群の1曲。
頭では譜面はおろかコードも完全に忘れているのですが、最初にコピーした(弾きまくった)こともあって、ギター構えると勝手に手が動きます。
『ゼロ』零式ソロギター
(動画:naruhito1103さん)
「ソロギター」にもチャレンジしてみてください。
指をそれぞれ異なるタイミングで動かすので、良い練習になります。まずは単純に、コードとメロディを合わせて作ってみましょう。
『ゼロ』といえばFF零式。最高でした。
弾き語るなら「FINAL FANTASY零式オープニングver.」がおすすめ。きれいな音で、耳コピしやすいです。
『車輪の唄』チャリでチャマの家
(動画:Chameleonさん)
コードジャカジャカも合いますね。
ジャカジャカはレベル1です。
「チャリで来た」思い出した。笑
『sailing day』レベル3の基準
(動画:白輪さん)
バンプでエレキギターなら、この曲が面白い。
「ギターフレーズを歌える」くらい、耳に残りやすいギターパート。レベル3の特徴です。
めちゃ失礼ですが「バンプのエレキが楽しい・・だと・・?」と震えた曲。増川さん、そして何故かポンツカを思い出す。
『sailing day』は、映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の主題歌。アニメだと、アラバスタ編が終わったあたり・・ワンピースはアラバスタ編が一番好きです。世界史っぽいというか”物語”が一番濃いと感じます。
好きなキャラはもちろん「斧手のモーガン」ですね。右腕に斧を埋め込む魔改造。回転力は己の腕で作り出す、柄の特性を殺した改造、並みの神経じゃできません。FF7バレットもびっくり、まさに海賊!って感じ(※海軍大佐です)。
『ダンデライオン』チキンピッキング
(動画:mid_126さん)
チキンピッキング風のイントロが印象的な曲。ピックだけでも弾けますが、せっかく(チキンピッキング風)なので、右手の中指や薬指も使って演奏してみてください。
私を含め、周りのギターキッズは皆このイントロだけコピーしてました。
単純に、00年代でカントリーの雰囲気漂うJ-POPが珍しかった(ギターのコピーといえばロックだった)ので、演奏するときも新鮮だった記憶。
ダンデライオン、オズの魔法使なのかな。
『fire sign』アコギとブルース
(動画:axele7さん)
まあカッコいいアレンジ。カントリー・ブルースっぽい?
ニコニコの良さは、これです。もちろんコピーさせていただきました。忘れている方もいると思いますが、アコギはブルージーな曲との相性抜群なんです。
RADWIMPS
ラッド。
バンプと比べられがちですが、バンプとラッドのメンバーは仲良いらしいですよ。
ギターは繰り返しフレーズが多い印象。
右手の練習になります。
『トレモロ』ペダルを踏む
(動画:きゃらめるさん)
「ギター弾いてるぜ!」感抜群。
単音フレーズも印象的で「間違えたら絶対バレる、どうしよう」という緊張感も味わえます。笑
「ペダル」を踏む(エフェクターを切り替える)楽しさ、ギターテクニック盛りだくさん、忙しくも飽きない1曲。
『祈跡』繰り返しフレーズ
YouTubeで探すアコギでポロポロ弾くならこの曲。
スローテンポですが、ピックで同じフレーズを繰り返し弾くので右手の練習になります。
『いいんですか?』レゲエと裏拍
「今まで俺は何回お前を」あたりのレゲエ風味なフレーズ。裏拍で”チャッ”と切るのは、ロックでは珍しいリズム。
ジャンルに縛られない意外なフレーズが入っていたりするので、ギター練習にピッタリです。
UNISON SQUARE GARDEN
ユニゾン。
コード弾きはコード弾きなのですが、リズムとチェンジの難易度が少し高め。慣れていない人にとっては、レベル4くらいかもしれません。
高フレットの使用が多く、動画を見る限りポジション移動の少ないコードチェンジが多いので、1度はコピーしておきたいバンドです。
『シュガーソングとビターステップ』キメを合わせる
「キメ(曲にアクセントをつけるフレーズ)」が多く、他パートとリズムを合わせてナンボの曲ですが、これが結構難しい。バンドを組んだら是非コピーしたい1曲。コード弾きはカッティング気味です。
一瞬プログレっぽいフレーズ(1分35秒あたり)も顔を覗かせ、後半の間奏ではさらに・・。
J-Popはリズム的に面白い曲が少ないので、特にドラマーは合わせたい曲でしょう。いや、合わせたい!笑
ワンオクでドラムの手数に触れましたが、あちらは音数による面白さ。一方UNISON SQUARE GARDENのドラムは、(他パート含め)リズム的な面白さです。バンド全体に求められる技術レベルも上がります。
Aメロ前半をベース・ラインで埋め尽くし、歌を聞かせつつベースもみせる。ギターがアクセント的にコードの流れをみせて、Bメロでの変化、サビのジャカジャカ。キメとブレイクで音の空白を作り、ベース・ラインが途切れる快感(と弾き始めの疾走感)。3ピース・バンドのお手本のような曲です。
メロディ、コード、歌詞の音とリズムも気持ち良い。初心者のうちにコピーしておけば、かなり勉強になると思います。ポップとマニアック、シュガーとビター?のバランスが良い感じ。
ベース動いてますねぇ、体が。
一番ステップ踏んでるでしょ。
『オリオンをなぞる』低音の副作用
ベースの荒ぶり方をご覧ください。これがリズム、フレーズ、荒ぶりのバランスの取れた演奏。”ベースが一番動く”このパターンのバンドが多いイメージ。カメラも追わずにはいられない。安心します。
ベーシストをここまでさせるものは、一体何なのか。多くのギタリストは”普通の”変態ですが、ベーシストは闇が深い。低音の副作用なのか。
UVERworld
ウーバー。
リズムギターはレベル2ですが、リードギターはレベル3くらいでしょう。
バッキングでは刻みが多いので、右手が鍛えられるバンド。ヘビーでハードな金属の道に進みたいのであれば、刻みの練習に是非。
『CORE PRIDE』ちゃんとカッコつける
ライブ映像もカッコいい。
中途半端にカッコつけるとダサくなりがち。どうせやるなら、全力でカッコつけた方が良いですよね。
『expod-digital』インスト
(動画:太田胃散さん)
アレンジが素敵です。スラップにカッティング、シビれます。レベル3の範囲内、じゃないですね。
supercell
スーパーセル。
やなぎなぎさんの絞りだすような歌い方、透き通っているのに艶っぽい歌声、素敵でした。
詳しくないですが、固定メンバーとしてのギタリストはいないと思います。当然、曲によって難易度は異なりますが、べらぼうに難しい曲は、私の知る限りありません。
『君の知らない物語』ボカロ文化が生み出したもの
(動画:マウリーさん)
マウリーさん、やっぱり上手い。
ライブ慣れしている感じがします。暴れ回っても、余裕の表情で弾いてそう。
『君の知らない物語』はテレビアニメ『化物語』の主題歌。
「どちらか?」と聞かれれば、羽川さん。
「誰が?」と聞かれれば、月火ちゃん。
「どの声が?」と聞かれれば、沢城みゆき・・いや堀江由衣、いや・・
「レベル3」はここまで。次は「レベル4」です。
※次ページ「レベル4」
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