ギターフレーズの作り方! コード・トーンを頼りに

ギターのフレーズ作り。
できたらカッコイイ。

作曲でもアレンジでも、いずれは”自分の音楽を奏でる日”がきます。
例え来なかったとしても、知っていて損は無い。
フレーズ作り、やってみましょう。

フレーズの作り方!

フレーズの作り方で、今パッと思いついたのは

・好きなアーティストのフレーズを参考に分析・応用する
・理論から作る
・自分の頭に鳴ったフレーズを弾く

フレーズを作る作業は、作曲とほぼ同じ。作曲に「こうやって作るんだ!」と決まったルールが無いように、フレーズ作りも絶対的なルールはありません。

ただし、己の才能のみを信じて”良いフレーズ”ができるかと言うと・・微妙。「良いフレーズを3年考えてるんだけどねぇ」なんてことにもなりかねません。時間がもったいない。

一般的な音楽はコード進行の元で展開されるので、まずはコードを意識したフレーズ作りから始めてみましょう。

★1拍目と3拍目にコード・トーン

コードトーンを使った、フレーズ作り。
コードトーンってなんぞ?という方は「コードの作り方」をご覧ください。

コードの作り方! ちょっとしたルールで覚える【三和音編】
コードの作り方、仕組みを説明します。三和音(トライアド)のコードはたったの4種類。コード・トーン(構成音)を理解すると覚える速度が上がり応用が可能に。

最初に紹介する方法はズバリ!

1拍目と3拍目にコードトーンを入れる!

です。
八分音符なら、1拍目と3泊目の頭。

それでは!
コードトーンを入れる練習として、ウォーキングベースラインを作ってみましょう(ギターちゃうんかい)。

リズムを固定した方が簡単なので・・ベースで。

曲はテレビアニメ『けいおん!』から『ふわふわ時間(タイム)』。

ふわふわ時間
(作詞:秋山澪 / 作曲:前澤寛之 / 唄:桜高軽音部)

KeyはEでしょう。

まずは必要な情報を書き出します。

スケール音が
「E, F#, G#, A, B, C#, D#」

ダイアトニックコードはローマ数字だと「Ⅰ, Ⅱm, Ⅲm・・・」なので
「E, F#m, G#m, A, B, C#m, D#m(♭5)」

今回も川口千里さんの動画をお借りして。

※↓YouTubeリンク(クリックで飛びます)
『ふわふわ時間』

それではいきましょう。

・・とその前に!
一つ謝っておかなければなりません。作ってる途中で気が付いたのですが・・『ふわふわ時間』にウォーキングベースは合いません!笑

選曲ミスです。

でも一応作ったので、見てください。

25-6huwahuwasabimae.PNG

 25-7huwahuwa.PNG
サビから。
「あぁカミサマお願い・・」
からの5小節。
今回のポイント、1拍3拍コードトーンを入れました。小節と小節の間は、なるだけスムーズに。

25-8huwahuwa.PNG
「Dream Time・・」からの4小節。
同じくコードトーンを並べる。

25-9huwahuwa.PNG
「お気に入りの・・」からの4小節。
上がるのに飽きたので、下がってみる。

25-10huwahuwa.PNG
「今夜も・・」からの3小節。
おわり。

「ベースは買ったけど、今ケースの中」の私が作ったら、こうなります。笑

メロディはほとんど意識せず、コード・トーンに集中しました。メロディや他楽器のパートも意識すると、また別のフレーズが浮かんでくるかと思います。

もちろん、1拍目と3拍目に必ずしもコードトーンを入れる必要はないです。ただ練習として、まずは表拍を意識してみてはいかがでしょう。

★ベース音をスムーズに動かす

ベース音(1番低い音)を半音ずつ、もしくは全音、あるいはスケールに沿って上下させると、コードチェンジがスムーズに感じられます。
huwahuwa-hanon01.PNG
「揺れる思いは・・」からの4小節。

ベース音がスムーズにつながるよう、コード・トーンを弾く位置を近づけました。「C#m」は、G#をベース音にしています(転回)。

このように、必ずしも低音にルートがくる必要は無く、フレーズに合わせてコードを転回させて、自由にフレーズを作ってみてください。
huwahuwa-hanon02.PNG

同じく「揺れる思いは・・」からの3小節。
ラルクっぽく弾くなら、こんな感じでしょうか。
曲には合いませんが。

★裏コードを使う

裏コードも使ってみましょう。

五度圏(サークル・オブ・フィフス)の見方・覚え方!
五度圏(サークル・オブ・フィフス)について説明します。ギターやピアノなどの楽器演奏者にとって便利な資料で、作曲やアレンジ初心者の方には是非おすすめしたい。表も作りました。

まずは、本来のコード進行。
huwahuwa-ura10.PNG「ずっと見てても・・」からの3小節。
定番の「Ⅱm(F#m)→(B)→(E)」進行。

裏コードは「Ⅱ→→Ⅰ」のⅤに適応させます。
すると「Ⅱ→♭Ⅱ→Ⅰ」とベースが半音で動いてスムーズに。
huwahuwa-ura11a.PNG
わかりやすくするために、
Ⅱm7(F#m7)→♭Ⅱ7(F7)→Ⅰ△7(E△7)」と、四和音にしてみました。

コードチェンジに対して、ベース音が半音で移動しています。実際に弾いてみてください。

他にも、「パッシング・ディミニッシュ」やオーギュメント・コードを使用した進行など、コードチェンジをスムーズに行う手法はいくつか存在します。

☆3度音程で遊ぶ

遊び心も大切。
3度で遊んでみましょう。
高音の1度と、低音の3度を同時に弾いてみます。

huwahuwa-sando20.PNG

出だしのギターフレーズ(手拍子のところ)の4小節。
こんな感じで、”高音に弾きたいメロディ”を持ってきて、その音を1度と考え、低音弦の3度と同時に弾きました。

☆コードの余韻にフレーズ、ポン!

いくつかフレーズの作り方を紹介しました。
が!実は私の一番好きな方法は他にあります。

ギターを始めたコードなんてよくわからない頃から現在まで、そして、未来もきっと使うであろう、フレーズ作りの奥義。紹介しましょう。それは!

コードの余韻にフレーズ、ポン!

です。笑
手順は、いたってシンプル。

①フレーズを入れたい箇所のコードの響きを、頭に入れる。
コード「Dm」でフレーズを作りたい場合、「Dm」を何度か弾いて頭に入れます。もちろん前後のコード進行も頭に入れます。

②作りたいフレーズをポン。
頭にコードの余韻が残っている内にフレーズを考えます。

③実際に合うか確かめ、細かな修正を加える。
前後のフレーズと合うか?コード感は出ているか?など、納得いくまで修正。

以上!

めちゃありきたりな方法ですが、とにかく速い。ただこれだけだと単調になりがちなので、学んだ知識(音楽理論)を適度に使いながら、作っていきます。

音楽理論を使ったフレーズ作り!

はじめにコード・トーンを入れたフレーズを作りましたが、「コードトーン以外の音はどうすればいいのか」と疑問を持たれた方がいるかもしれません。

★コードとスケール

耳で良いと感じた音を使えば良いのですが、そうすると最初の内は「ダイアトニック内の音だけ」になりがち。そんなときは、スケールで考えてみてください。

例えば、コードがマイナー・トライアドだったとします。コードトーンは「1・♭3・5」。この「1・♭3・5」の音程を含むスケールを探してください。

ドリアン、フリジアン、エオリアンやメロディックマイナー、ハーモニックマイナー、他にもいくつかあります。そして!これらのスケールを”何らかの目的を持って”使用していきます。

☆目的をもって

例えば、ドリアンを使えばⅡmっぽくなるので、Ⅱm以外の箇所で使えば「他のキー(のⅡm)に一瞬転調しているように」聴かせることができます。

(G以外の)あるKeyで演奏していたとして、Amの箇所で「Aドリアンスケール」を使ったとします。

【A ドリアン・モード】をギター指板上で!
【Aドリアン・モード】の構成音は[A,B,C,D,E,F#,G]。ギター指板(フレットボード,フィンガーボード)上での音程、音名、階名、数字を紹介します。練習や確認に利用してください。選択肢から『スケール一覧』へジャンプします。

すると、その部分だけ一瞬KeyGに転調したように聴かせられるという理屈です。

適当に使うと変な感じになるので、次のコードをDにして(出来そうな箇所を狙って)「Dミクソリディアンスケール」の音でフレーズを作り、

【D ミクソリディアン・モード】をギター指板上で!
【Dミクソリディアン・モード】の構成音は[D,E,F#,G,A,B,C]。ギター指板(フレットボード,フィンガーボード)上での音程、音名、階名、数字を紹介します。練習や確認に利用してください。選択肢から『スケール一覧』へジャンプします。

KeyGの「Ⅱm→Ⅴ」の雰囲気を感じさせ、上手いこと元のKey(のコード)に着地させる・・というように、”目的を持って”使います。

★コードを変化させる

スケールではなく、コードを変えるのもアリです。例えば、メジャーキーでⅡmⅡm(♭5)に変更し、次のコードをⅤにすると、そこだけマイナーキー(同主短調)の「Ⅱm(♭5)→Ⅴ」っぽく聴こえるなどのテクニック。

コードトーンが「1・♭3・♭5」に変化したので、この音程を含むスケールを探し、Ⅱロクリアンスケールや(メロディックマイナーのラから並べた)Ⅱロクリアン#2スケールを使ってフレーズを作ってみたり。

間にコードを足すのもあり。

★コードを借りる

他にもメジャーキーでⅣmを使う、つまりマイナーキーからサブドミナント・コードを借りてくるテクニックなんかも存在します。

ダイアトニック・コードの音の使用は難易度が高い分、上手く使えれば適度な違和感も相まってカッコイイです。

マイナーキーの曲なら「ナチュラル、ハーモニック、メロディック」と3種のマイナースケールがあるので、それぞれのダイアトニック・コードを混ぜるだけでもフレーズ作りの幅が広がります。

と書いてきましたが、ここで紹介したもの以外にテクニックはたくさんありますので、是非、音楽理論系の本を読んでみてください。私のおすすめは「買ってよかった教則本」に書きました。

楽しいギターライフを!
ありがとうございました。

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