おすすめのギターアンプ! 小型・自宅練習用選びのポイント

ギター・アンプを選ぶときのポイントと、おすすめの小型アンプ(自宅練習用)を紹介します。

ギター・アンプの種類については「ギターアンプの種類」をご覧ください。

ギターアンプの種類と違い!
ギターアンプの種類と違い、特徴を説明します。スタック・タイプとコンボ・タイプ、増幅回路はトランジスタアンプと真空管アンプ、アナログとデジタルという分類もできます。

今回は、自宅練習に最適の1台を探してみたいと思います。人によって必要とする機能や音が違うと思いますが、ある程度万人受けしそうなものを選びました。

ギター・アンプの選び方とポイント!

ギターアンプは、ギタリストそれぞれ独自の意見(信念)を持っています。今回は「私だったら、選ぶときにここを見るかな」と思うポイントを紹介します。

値段見た目については、財布と感性で決めてください。

ワット数(ポテンシャル)

「100wのアンプあるけど、ほんのちょっとしかツマミを回せない・・」

より

「10wのアンプだけど、おもいっきりツマミ回せるぜ!」

の方がいい!というのが私の意見です。
それでは、バイクで例えてみます。笑

皆さんは時速300km超えのバイクをご存知でしょうか?車でも結構です。レースでも戦えるその車体には、能力を引き出す調整(セッティング)が施されています。しかし、公道(普通の道)では制限速度が・・いや、怖くなってきた(多くのライダーを敵に回す気がする)。笑

以前ツーリング中に、高速道路でバイク10台くらいの列ができてたんですね。普通ツーリングっていうのは、近づいてもぶつかりにくい&列を短くするよう互い違いに並んで走るんですけど、そのときは、道路の左半分に一列に並んで走っていました。

気になったので右車線に入って見ていると、急に列の最後尾から爆音が・・。風となって私の横を走り抜けたのは、スズキの隼

風のように駆け抜けた後、爽やかな笑顔(実際にはフルフェイスなので想像)で親指をグー。シビレました。ライダーの挨拶文化、大切にしたいですb

とまあ、速度超過や謎フォーメーションのことには触れないようにしたいのですが、時速80~100kmで走っている横を風のように駆け抜ける速さ。やはり国内の公道で、あのバイクの性能をフルに出すのは難しい。頭文字Dのような時代も終わりました。

アンプも同じ。「演奏する空間で、最高のポテンシャルを発揮できるモノ」を選びたい。(話もどります)100wと10wを比較するのは無理がありますが、VOLUMEは半分くらいまで上げたい。

もし、”ほんのちょっと(15度くらい)”しか音量ツマミを回せないのであれば、もう少しワット数の低いアンプをおすすめします。

ちなみに、Marshall公式サイトには、このように書いてました↓

頻繁に使う場所を考慮して、状況にふさわしい出力のモデルを選びましょう。例えば三畳間に三段積みではいかにも無理があります。これは大きさだけが問題なのではなく、フルバルブのモデルを蚊のなくような音量で使用しても低音が出ずペラペラの音になってしまいます。
Marshall Amps(マーシャルアンプ)より

ただ、「ベース用アンプは、ギターの2倍のワット数を買え」と言われるように、低音はパワーを必要とします。スピーカーでも、ウーハーだけはやたらとでかいですし。

低音をガンガン出したい人は、”気持ち高め”のワット数がいいかもしれません。※詳しくは「等ラウドネス曲線」あたりで検索。

ワット数(音量)

求める音色が”クリーン”なのか”歪み”なのかによって、必要となる出力も変わります。

基本的にアンプのクリーンで出せる音量は、歪みに比べて小さいので、「クリーン(に近い音)をよく使う!」という方は、歪みを求める方よりも、大きめのワット数が良いかもしれません。

逆に「歪ませて弾きたい!」という方は、ワット数が大きすぎると、「ゲインのツマミ回したけど、音量でかすぎー!でもゲイン下げたら歪まないし・・」ということになるかもしれません。

クリーンと歪み

「どんなエフェクト機能が付いているのか?」も気になるところですが、それはエフェクターでも代用できます。まずは、クリーンと歪みの確認です。

本当に私個人のイメージですが、小型のコンボアンプは「クリーンが良いアンプは歪みがイマイチ。その逆も然り」のパターンが多い気がします。

「クリーンがきれいだからこれを買おう!」と決めてしまう前に、「歪み(ゲイン)はどうなんだろう?」と確認してみてください。

メーカーの強み

それともう一つ!
ワット数の低いアンプで、そのメーカーのポテンシャルを測るのは、おすすめしません。私はMarshallの15wと50wのアンプを所有しています(50wは自宅で鳴らせないので知人宅に放置してます)が、やはりクオリティが全然違う。

ブランド名のみで選ぶのでは無く、欲しい機種で見極めましょう。

ワット数の低い”自宅練習向けアンプ”を得意としているメーカーもありますので、「アンプならこのブランドでしょ」というイメージにとらわれず、お気に入りの一台を探してみてください。

エフェクト機能

「ゲイン」(VOLUME)ツマミは、大体どのアンプでも付いています。「ディレイ」「コーラス」「リバーブ」となると、付いていない機種も。アンプでエフェクトをかけたい方は「エフェクトの有無」も重要です。

また、エフェクトはエフェクターで作るという人も多いと思います。ライブ(ライブハウスや学園祭)では、自分のエフェクター(コンパクトorマルチ)でエフェクトを足すことが多いので、練習になります。

エフェクターをお探しの方は「あると便利なエフェクター!」もご覧ください。

初心者におすすめのエフェクターはコンパクトかマルチどっち!?
ギター初心者が最初にそろえたい3つのコンパクトエフェクターを紹介します。マルチエフェクターとどっちにしようか悩んでいる人へのアドバイスも少し。

アンプのエフェクト切り替えを足で行う場合、”フットスイッチ”が必要になるのですが、安い機種だと別売りのケースも。購入前に確認してください。

エフェクト機能の必要性

練習用小型アンプの場合、おおむね「エフェクトいっぱい搭載モデル」と「空間系エフェクトだけ搭載モデル」「歪みだけモデル」の3種類に分けることができます。

初めてアンプを購入される方は「空間系エフェクトをどうするか」で考えるといいでしょう。

前回少し触れた、プリアンプとパワーアンプを繋ぐ「センド/リターン」の話にも繋がりますが、簡単に説明すると

①ギター→②歪み(プリアンプ)→③リバーブ→④出力(パワーアンプ)

の順番で繋げると、②歪み(プリアンプで歪ませた音)に③残響をかけて、その音を④アンプで増幅し、良い感じの音で出力できます。

端的に言えば、小型コンボアンプは②のプリアンプと④のパワーアンプが合体しているので、「歪みの後に繋ぐエフェクターをどうするか」が問題になります。

「アンプの歪みを使いたいし、空間系エフェクトもガンガンかけたい」のであれば、「エフェクトいっぱい搭載モデル」の方が最初のうちは(深く考えずにエフェクトが使えるので)でおすすめです。

歪みと空間系エフェクターを揃える予定の方は「歪みだけモデル」で十分かなと思います。個人的にはエフェクト機能より、チャンネルにセッティングを保存する機能の方が、自宅練習には嬉しい機能です。

エフェクト機能があるに越したことはありませんが、Marshallの公式HPで気になる文を発見しました↓

回路はシンプルで混じり気がないほど、良い音になる傾向があるといわれています。それゆえギターを普通に弾く上で本当に重要な機能だけを搭載するよう設計しています。
Marshall Amps(マーシャルアンプ)より

これが一体何を意味するのかわかりませんが、一応紹介しておきます。笑

モデリング

イメージは、マルチエフェクターです。

アンプの音をデジタルに再現して、1台のアンプで複数のサウンドを楽しむことができます。

かつては「デジタル臭ぇ音(歪み)だな」と言われていたモデリングアンプも、技術と共に進化しています。

外部出力(アウト)端子の有無


(VOX Pathfinder10)

夜の練習などアンプにヘッドフォンを繋いで音を出したい場合、PCにライン入力で音を入れたい場合は、アウト端子の有無を確認してください。

PCへの接続は意外と便利で、PC側での設定は少し必要ですが、PCで音楽を再生しながら弾いたり、YouTubeやニコ動を再生しながら演奏できます。最近だと”USB接続”ができる機種も増えてきました。

写真(VOX Pathfinder10)のように、ヘッドフォンプラグ(ステレオミニプラグ)よりも、少し大きなサイズ(普通のギターシールドが挿せるサイズ)のアウト端子も一般的。ここにステレオミニプラグを挿したい場合は、「変換プラグ(アダプタorジャック)」を使います。

おすすめのギター・アンプ!

それでは!
自宅練習におすすめの、小型アンプを紹介します。

VOX Pathfinder 10

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VOXアンプ。リーズナブルな価格(5,000円前後)で大体どこの楽器店でも人気です。とにかくクリーンがきれいでずるい(笑)。

悔しいですが、自宅練習でクリーンサウンドを求めるなら、文句なしにおすすめです。

ただ、それと引き換えに”歪み”は弱いです(エフェクターで歪みを作れば問題なし)。弱いというのは「ギター初心者が想像するであろう歪みとは違う」ということ。

音はこんな感じ↓

Vox PATHFINDER10 Guitar Amplifier

(動画:Yamaha Backstageさん)

使用した感想は「VOX Pathfinder 10」をご覧ください。

クリーンがきれいな【VOX Pathfinder 10】! 歪みはアレだがコスパは最強
VOXの小型自宅練習用アンプ「Pathfinder 10」のレビュー。クリーンがきれいで、10wと練習にはピッタリの出力数。安くて良いクリーン・トーンを探している方におすすめです。

Marshal MG15

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マーシャルの小型コンボ・アンプは15Wがおすすめです。

自宅練習には十分な音量で、ツマミを回せば学校の教室など、ある程度広さのある部屋でも使用できます。さすがに生ドラムの横では非力です(試したことありますが、ツマミ全開にするとアンプ割れそうな音が出ます。歪みの原点ですね笑)が、マイクでアンプの音を拾って左右スピーカーから出すなど、大きなアンプを使用できない環境でも役に立ちます。

アンプに搭載されている機能は進化していくでしょうが、音の方向性はそんなに変わらないと思うので「どの時代でもおすすめのアンプ」と言えるでしょう。

MG-Goldシリーズの音はこんな感じ↓

YouTube

(動画は:inthebluesさん)

他のマーシャルアンプに関しては「Marshall MGシリーズ」で紹介します。

おすすめの小型Marshallアンプ! 自宅練習には【MGシリーズ】
マーシャルのMGシリーズ。小型アンプの進化、サウンド、価格。機種の違いや特徴を紹介します。

Fender Champion 20

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フェンダー・アンプも歴史があります。

フェンダーの小型アンプなら20Wくらいが、自宅練習用として丁度良いです。10WのFrontmanというシリーズがありますが、個人的には(音が微妙なので)おすすめしません。10WならVOXをおすすめします。

フェンダー・アンプは小型でも個性がありますので、音を確かめてから購入してください。若干含みのある言い方になっているかもしれませんが、”フェンダー・アンプの音”を好きかそうでないかで決めてください。

Champion20の音はこんな感じ↓

Fender Champion 20 Combo Amplifier Demo – Sweetwater Sound

(動画:Sweetwaterさん)

Roland Micro Cube GX

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日本を代表するメーカー、ローランド。ギターアンプだと「JC-120」(※JCは女子中学生の略ではありません。ジャズコーラスです)が有名。

ローランドの小型アンプで、女子中学生が学校に持っていきそうなアンプがこれ(半分冗談ですが、実際に学校に持って行く人いますよね)。小型モデリングアンプとしても有名。

JC-120が有名なだけに比べてしまうと音色は・・うーん・・と感じてしまうかもしれません。が!何より、持ち運びしやすい!単3電池で約20時間動く!学校に持って行って、休み時間や放課後に弾くもよし!

「うるさいわよあんた!外でやりなさい!」と怒られた日には、河川敷や公園で、悔し涙の一人野外ライブだってできます。

ちなみに、ガチで河川敷ライブ(もしくは路上ライブ)をするなら「CUBE Street」。よりハイクオリティな音を求める方には「Blues Cube Hot」がおすすめです。

音はこんな感じ↓

Roland Microcube GX Full Tone Review

(動画:Dawsons Musicさん)

YAMAHA THR10

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新しい時代の、自宅練習用アンプの定番となりつつあるヤマハの「THR」。ギター「Pacifica」と合わせてグイグイきてますね。

もともと楽器には強いですし、VOCALOID技術を開発したのもヤマハ。ちなみに「初音ミク」は、クリプトン・フューチャー・メディアがVOCALOID技術に対応させて、制作したソフト(音源)です。ヤマハも予想できなかった、メインボーカルとしての歌姫が爆発的人気となり、DAW業界もにっこり。

THRは「自宅練習でアンプに求めるものは何か?」を徹底追及し製作されたアンプとのこと。音量を小さくしてもある程度の音質が得られるので、小さい音量で良い音を奏でたい方には嬉しいアンプ。集合住宅での夜練習にもおすすめ。

特に、クオリティの高い”チューブサウンド”目当てに購入するギタリストが多いのだとか(※THR自体は、真空管アンプではありません)。真空管のモデリングアンプとして、これからグイグイきそうな予感。

※「THR5」という安価で出力半分のモデルもあります。
THR5とTHR10の主な違いは「YAMAHA公式ページ」にて。

音はこんな感じ↓

Yamaha THR10 Amplifier Review

(動画:Dawsons Musicさん)

THR10シリーズの色による違いは「YAMAHA THRシリーズ」で説明しています。

ヤマハの本気【THRシリーズ】! まるで本物の小型チューブアンプ
ヤマハのアンプTHR5、THR10、THR10C、THR10X、THR5Aを紹介します。チューブアンプサウンドをリアルに再現した、ヤマハの技術がたっぷりつまった自宅練習用小型アンプです。

今回紹介したアンプ以外にも、素晴らしいクオリティのモノ、個性の強いモノ、まだまだアンプはたくさんあります。

自身の求める音や機能、好きなアーティストが使用している機種や、自身の演奏したいジャンルで人気のアンプなど、”最高の1台”を探してください。チューブ・アンプを紹介できなかったのが少し残念です・・。

エレキギターの音を決めるアンプ。
素敵な1台に出逢えますように。
ありがとうございました。

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