ギターを始めるにあたって必要なもの、あると便利なものをまとめました。購入するとき注意したいポイントも書きましたので、ギター初心者の方は参考にしてください。
ギターを始める時点で必要なもの!
★「ギター本体」弾きやすさ選ぶ
最悪無くても、エアギターなら・・
「もう弾きたいギターは決めてる!」という方は、迷わずそれを。
「悩み中」もしくは「全然決めていない」という方は、まずは「エレキとアコギのどちらにするのか?」を決めていきましょう。
電気を使う「エレキギター」↓
”最初の一本”となると、そりゃもう何日も何週間でも悩みます。が、後からもう一方のギターも欲しくなることが多いので、悩み過ぎるようなら「早く弾いて練習しなくちゃ」と切り替えて、買ってしまっても良いかもしれません。
あと、一つだけ、どうしても伝えておきたいことがあります。それは
「1万円前後の初心者セットは、買っちゃダメ!」
「音がどうのこうの」という話ではありません。楽器本体の作りが粗く、チューニングは狂い、ネック(長い部分)は頻繁に曲がり・・楽器とは呼べません。ただし、ギタークラッシュがしたいのであれば安くて・・いや、それでも中古の方が良いですね。笑
私の1万円ギターのイメージは10年前のものですが、最近、知人が購入した1万円ギターを触らしてもらって「やっぱり不安だな」と感じました。「そんなの関係ねぇ、知ったことか」という方、良い1万円ギターに出会えることを願っております。
3万円くらい出せば、コスパ最強のエレキあります。5万円あれば、だいたいどのエレキでも安心です。
ネットで安く購入したいなと考えている方は「サウンドハウス」がおすすめです。楽器通販サイトとして有名で、品揃えの豊富なショップです。是非、利用してみてください。
ギター選びに関して、以下の記事も参考にしてください。
★「ピック」生産中止にならなそうなものを
ピックを使って演奏することが多いギター。
ピックによって弾き心地や音色が変化します。
私は一時期、ピック選びに取りつかれて、100種類以上試したことがあります。笑
たどり着いた結論は「結局は己の実力」だということ。回り道をしましたが、どうせどこかのタイミングで同じ道を辿っていたと思うので、早めに気づけて良かったです。そして、執着したのがピックで(安いので)良かったなと今では思います。笑
ピック以外なら、「コインで弾く」という選択肢もあります。クイーンのブライアン・メイが有名ではないでしょうか↓
バンドのライブって、結構コーラスが適当だったりしますが、ロジャー(ドラム)のハイトーンときたら・・。フレディ(ボーカル)のパワーに、ブライアン(ギター)の音・・あーもうっ!笑
「日本の硬貨で弾け」と言われれば・・50円玉ですかね。
もちろん、ギターは指弾きも一般的。
極めれば、指でもこれだけ弾けるように?
動画はジョー・パス↓
ピック選びで気を付けたいことは「マイナーなメーカー(シリーズ)のピックは、生産中止になる可能性が高い」ということ。私が試した100種類の内、おそらく半分以上は既に生産されていません。
現在私がよく使っているピックはこれです↓
(ARIAPROII ( アリアプロツー ) / Hypertouch Jazz Pink/1.00)
結局、1.00mmのジャズタイプという、無難なところに落ち着きました。色がピンクなのは、ピックケースに入れてある、同じ形で厚みが異なる(たまに使う)白や黒と区別するため。
アコギでも、ジャカジャカ弾き以外はこれで弾いてます。「こっちの方が音が良いからね」とか、そんなカッコいい理由ではありません。手に馴染んだ、それだけですb
一応、やわらかく弾きたいときはピックの丸いところで・・くらいのことはします(でもピックは変えない)。
サウンドハウスなら、1枚50円~80円程度で購入できます。Amazonだと、10枚単位のセット売りも。
ピック選びに関して、以下の記事も参考にしてください。
★「弦」錆びにくいコーティング
ギターに張ってある弦は、基本的に自分で交換します。
慣れると数分で終わる作業です。一般的なギター弦の交換頻度は、月に1回程度。ただ、私のように手汗と友達だと、1週間もすれば弦にサビが。夏場汗だくで半日弾くと、夜には弦がザラザラ・・ということも。
「錆びた弦の響きが良い」と、長期間使用し続ける人もいます。ただし、錆びた弦で弾き続けると、弦がヤスリのようにフレットを削っていくので、あまりおすすめしません。
弦の太さは、エレキなら「.009-.042」から様子を見てください。レスポールなど、ネックの長さが少し短い(ミディアムスケール)なら、「.010-.046」からはじめても良いと思います。やりたい方向性が決まってきたら、好みの太さに。
アコギなら「.010-.047」から。
数か月使用してみてネックが少し曲がるようなら、ネックと弦の張力がつり合っていません。ショップで調整してもらうか、自分で調べて調整してください。
エレキ弦の定番は
『ダダリオ』
『アーニーボール』
です。
ちなみに「コーティング弦」を使えば、3か月~半年は弦交換しないで済みます。コーティング弦だと、私も使用している「Elixir」が有名。
『エリクサー』
アコギ弦だと「Martin」が定番。
『マーチン』
ギターを弾いた後に弦を拭くと、長持ちします。
弦の交換方法は、以下の記事を参考にしてください。
★「チューナー」おすすめはクリップ式
ギターを含む楽器の多くは、チューナーや耳を使って音の高さを合わせます(チューニング)。音感トレーニングになるので慣れてきたら耳でのチューニングもおすすめなのですが、最初の内はチューナーでパパッと合わせちゃいましょう。
最近の「クリップ・チューナー」の精度は非常に高く、ギターに挟んでおけば取り出す手間も省け、とても便利です。
チューニング・チューナーに関しては、以下の記事を参考に。
★「ストラップ」一本は持っておきたい黒
ストラップは立ってギターを弾くときに使う、肩にかける紐です。座って弾くときも、あると安定しますよ。
材質は「革」「綿」「ナイロン」「ポリ」などがあり、選ぶ基準としては
・適切な長さに調整できるかどうか?
・長時間背負った時、肩は痛くなりにくいか?
・滑りやすさはどうか?
・デザイン
あたりでしょうか。
長さが重要で「長すぎる」パターンが結構あります。穴で止めるベルト式の場合、一番短い穴で留めてもまだ長い!なんてことがありますので、商品詳細を見て決めてください。
肩への疲労度は材質も多少は影響しますが、基本的に「幅が広いほど楽」だと言えます。ただ、幅広だと若者にとってはデザイン的に・・。まずは一般的な幅50mmから試してみてください。ただ基本的に、肩は懲ります。笑
滑りやすさは材質によるところが大きく、最も滑りにくいのが「革(レザー)」です。次いで「綿(コットン)」「ナイロン」「ポリ」の順でしょうか。演奏時にギターのポジション(傾き)を頻繁に変える、もしくはギターを回したりして大暴れしたい場合は、滑りやすいものを。かっちり弾きやすいポジション(傾き)で固定したい人は、滑りにくいものを。
購入時についてくる紐は、アコギのヘッドに結ぶための紐です。
ちなみに、私の現在のお気に入りは↓
(LIVE LINE AC素材 LS1800BK)
アクリルとコットンを合わせたAC素材。
無難ながら、気に入っています。
「弾いているときにストラップが外れる!」という方は、ストラップをロックするアイテムも検討してみてください。
ギターストラップに関して、以下の記事も参考にしてください。
★「シールド」アンプに繋ぐ方はストレート
エレキギターには必須のアイテム。
シールドを使って、ギターとアンプ、エフェクターなどを繋ぎます。
耐久性や音質の違いはあるのですが、まずは手頃な価格のシールドから使ってみてください。音の好みが出てきたら、気に入ったものを。
家だけで使うのなら「ギター⇔アンプ」で3m。ライブハウスなんかだと、ギターからアンプに直接繋ぐ場合は最低でも5m。足元にエフェクターを置いてほぼ動かないのであれば、ギターからエフェクターが1.5mでもなんとかなります。※長くなるほど音質は低下します。
シールドのプラグ部分は「ストレート型(S型)」と「L型」から選べるのですが、個人的には”アンプに繋ぐ方のプラグは、ストレート型が良い”と考えています。
L型だと、シールドが抜けたときにスポンと抜けず、アンプごと倒してしまう可能性があり危険です。また、アンプの形状によっては、L型が挿しにくいモノもあります。
逆にギターに繋ぐ方は、私はL型が気に入ってます。床にあぐらをかいて弾いても、邪魔になりません。※ストラトや凹んだタイプなど特徴的なジャックならストレートを。
※画像の上が「ストレート型」で、下が「L型」。
長いシールドや、エフェクター用のパッチケーブルを作るなら「シールドの自作」もおすすめ。良い素材のシールドを安く作れるますし、作業も結構楽しいので無駄に作っちゃいます。
おすすめの自作用シールドは「MOGAMI(モガミ) / 2524」。エフェクターからアンプ、パッチケーブルは全てこれで作りました。少し太くて動き回るにはアレなので、ギターに直接つなぐシールドは既製品のものを使っています。
★「ギター・ケース」サイズに注意
ギターケースは、持ち運ぶときや保管時に使います。
種類は
・ソフトケース
・セミハードケース(≒ or ≠)ギグケース
・ハードケース
ソフトケースとギグケースはクッションの分厚さが違い、セミハードケースは折れ曲がりにくいように、成型材が入っているのが一般的。
やっかいなのがギグとセミハードの区別で、メーカーによっては、セミハードをギグと呼んでいるところもありますし、ただクッションが厚いだけのギグもあります。その都度確認してみてください。ハードケースは、”激しい攻撃”にも耐えられるケースです。笑
昔、リュックサックのように(クッションが分厚いだけの)ギグケースを背負い、前かがみになるタイプのバイクで移動したことがあるのですが、到着してチューニングしたらビックリ。めちゃくちゃ狂っていました。幸い、見た目にはネックが曲がっていなかったので良かったのですが、やはりケースは硬い方が安心します。
移動中、ほとんど負荷がかからず「ギターを入れる袋として必要」であれば、ソフトケースでもいいかもしれません。
ケースのサイズも重要で「ロングスケールのストラトは入ったし、ミディアムスケールのレスポールも入るだろう」なんて思っていたら、「は・・入らない」という”ケース”も・・実体験です。少し面倒ですが、購入の際は巻尺か何かでギターのサイズを測っておくと安心です。
★「ギター・スタンド」ケースにしまうと練習しない
ギター・スタンドは、絶対にあった方が良い。
理由は、”ケースにしまうと練習しなくなる”から。笑
少し当たると倒れてしまいそうな、不安定なスタンドも案外あります。ネットで購入するなら、購入者の評価も要チェック。ちなみに、友人のベースは、横に倒れただけでネックが折れました。思っている以上に衝撃に弱いです。
★「アンプ」部屋に合う出力で
エレキギターで音を出すなら、必須アイテム。
自宅で練習用として使うのであれば、小型のコンボアンプで十分です。出力は(真空管でないアンプなら)”5w~20w”がおすすめ。15wでも、ツマミを回せば相当大きな音が出ます。
アンプを選ぶポイントは、”アンプで歪みやその他エフェクトをかけたいのか”どうか。「エフェクトはエフェクターで作る」という方は、エフェクトが素直にのる、もしくはクリーンがきれいなアンプを選ぶと良いと思います。
歪みをかけないクリーン・サウンドを売りにしているメーカーや、ゲインをかけた歪みサウンドを得意としているメーカーなど、結構はっきりと分かれています。ゲインのツマミが付いているからといって、希望の歪みが鳴るとは限りません。
私は特に「このアンプじゃなきゃダメ!」といったこだわりはなく、買ったりもらったりで、マーシャル、ローランド、フェンダー、オレンジ、VOX・・その他いくつかのメーカーを使ってきましたが、それぞれ特徴があって「これだ!」と決められるものでもありません。それぞれに良さがあります。
「自宅練習用ギターアンプ」に関しては、以下の記事を参考に。
あると便利なギターアクセサリ!
無くてもいいけど、あると便利なもの。
必要になってからでいいもの。
紹介します。
☆「カポタスト」アコギの供
カポタスト(カポ)は、ネックに挟んで使用します。
ナットの代わり、つまり”開放弦の位置を変えたい時”に役立ちます。特にアコギでの使用頻度が高いので、必要になったら購入しましょう。安いゴム製のやつでも良いのですが、私は2度千切れました。
☆「指板潤滑剤」ルーティーン
弦(指板)にささっとスプレーして、弦の滑りをよくします。
おまじないみたいなもので、無くても全く構いません。「練習前にスプレーしたら、何となく気持ちが切り替わる」習慣(ルーティーン)として使用している人も、多いと思います。
塗装されたメイプル指板にスプレーしたら、ベタベタになります。ローズ指板なら(気持ちが)スッキリしますが、一応「弦に塗布するモノ」です。そんなに高くないので、気になるようでしたら一度お試しあれ。
☆「オイル」と「クロス」ローズウッドの楽しみ
オイルで指板を磨くと、汚れが落ち、乾燥を防ぐことができます。
ローズウッド指板など、塗装のされていない木がむき出しの指板に使用してください。コーティング指板(メイプル指板など)には不要です。レモンやオレンジなどの香りがあるので、お好きな香りを。
私は、このオイル磨きが楽しみで、弦交換しているようなものです。笑
あまり頻度や量が多いと、油でフレットが浮いてくるのでご注意。
拭ければ何でも良いのですが、クロスが便利です。何かと使えるので、1枚持っておいて損はありません。楽器用のクロスでなくとも、傷を付けなければどんなものでも構いません。
☆その他メンテナンスグッズ
ギターのボディを磨く「ポリッシュ」など、いくつかメンテナンスグッズがあります。私は「あんまりピカピカにしても・・」と考えてしまうタイプですが、金属部品はサビると後で面倒くさいので、気付いたときに手入れしています。
塗装によってはハゲてしまうこともあるので、注意してください。
☆「ストリング・ワインダー」と「ニッパー」出すのが面倒
ストリング・ワインダーは、弦を素早く緩めたり巻いたりできる道具で、弦交換時にあると便利です。が、出すのが面倒でほとんど手で締めてます。笑
↑こんな感じで使います。
ニッパーは弦を切る時に使いますが、100均で手に入ります。
☆「メトロノーム」アプリなら無料
メトロノームはリズム・トレーニングに使います。
”速弾きの練習記録”として、使う頻度も高いです。ブラウザ上で無料で使えるメトロノームもありますので「メトロノーム」で検索してみてください。スマホ用アプリもおそらく無料です。
☆「エフェクター」欲しくなるおもちゃ
エフェクターを使ってギターから出る音を加工し、様々な音色を表現することができます。エフェクターは何種類もあるので最初は戸惑うかもしれませんが、まずはオーバードライブなどの”歪み系”から試してみてください。ざっと分類すると、
「歪み系」
・オーバードライブ
・ディストーション
・ファズ
「モジュレーション系」
・コーラス
・フランジャー
・フェイザー
・トレモロ
「空間系」
・ディレイ
・リバーブ
「フィルター系」
・ワウ
「その他」
・コンプレッサー
・イコライザー
・セレクター/スイッチャー
・ボリュームペダル
「音の確認」ができます。
エフェクターは大きく「コンパクトエフェクター」と「マルチエフェクター」に分けられ、コンパクトは基本的に1種類の音色。マルチは何種類もの音色を出すことができます。「じゃあ、マルチの方がお得じゃん!」と考えるのが普通ですが、話はそう簡単ではなく・・
エフェクター選びに関しては、以下の記事も参考にしてください。
☆「教則本」紙の先生
独学ギタリストには”教則本が必要”だと考えています。過去のギタリストや音楽家たちが蓄えた英知を、千円ちょっとで手にできるのですから、めちゃお得。中古ならもっと安い。
私の”おすすめ教則本”をまとめましたので、以下の記事も是非ご覧ください。
☆「無料ソフト」タブ譜は便利
PC上で”無料で利用”できる便利なソフト・ツールはたくさんあります。「タブ譜ソフト」「耳コピソフト」「指板ツール」など、おすすめのモノをまとめましたので、ご覧ください。
愛するギターと便利なグッズで、楽しいギターライフを!
ありがとうございました。
初心者の部屋に>戻る
コメント